チェックやレオパードに、切れ込みやリボンモチーフを合わせたアヴァンギャドなルックが並んだ「ノゾミ イシグロ オートクチュール」の2014-15年秋冬コレクション。生バンドによるノスタルジックな歌謡曲の演奏が流れる中、ランウェイに登場したモデルは、一筋の"涙"を流していた。
バックステージメイクをサポートしたのは「M・A・C」プロチーム。リードアーティストのジェームス・モロイ=メイクアップ アーティストリー ディレクターは、その"涙"の仕掛けをバックステージで明かした。
「テーマは『失恋した女の子』。ストーリーは、天使のようにピュアな女の子が、彼に振られ、涙を流したというもの。"涙"の正体は、グロス。M・A・C『リップガラス クリア』を目の下にたっぷり塗って、肌の温度で自然と流れるような細工をした。リップは涙をぬぐうときにじんでしまったようにわざと崩した」。フレッシュな肌はコンパクトタイプのBB「M・A・C プレップ プライム ビューティ バーム コンパクト SPF 30」を使用。チークはランウェイに出る直前に指で摘つまむ様に叩いて、自然な血色感をプラスした。