「シャネル(CHANEL)」はこのほど、新設したインフルエンス・アンド・ブランドエンゲージメント部門の責任者となる新たな役職としてアイディエーション・アンド・クリエイティブ・インフルエンス・ストラテジーズ・ディレクターを設け、ナデージュ・ウィンター(Nadege Winter)を任命した。
同ブランドは約1年半前、ブランドの影響力とエンゲージメントに関するビジョンを再定義した。「シャネル」のブランディーヌ・ヴェラン(Blandine Velin)=インターナショナル・ヘッド・オブ・インフルエンス・アンド・ブランドエンゲージメントは、「大幅な成長と変革が進むビューティ業界において、影響力とエンゲージメントに特化したチームを設立する目的は、フレグランスとビューティの長期的なビジョンにポジティブでユニークな価値観を吹き込み新たな次元に引き上げることだ」とコメント。
ウィンター新ディレクターは9月初旬にシャネルに入社。直近15年は独立系コンサルタントや起業家として活動した。それ以前は、パレ・ド・トーキョーのコミュニケーション・ディレクターを経て、パリのセレクトショップ、コレット(COLETTE)のコミュニケーション部門を7年間指揮した後、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」のブランドエクスペリエンスを率いた。シャネルではヴェラン=インターナショナル・ヘッド・オブ・インフルエンス・アンド・ブランドエンゲージメントの直属となり、ブランドエンゲージメントのマネジメントチームをはじめアーティスティック部門、コーポレートチームなどと連携する。また、世界中の社内外のパートナーとの“インフルエンス・カウンシル(影響力に関する評議会)”を立ち上げリードすることになる。