PROFILE: 原田真帆人/リングブルCEO
グローバルEC支援サービスを展開し、「WWDJAPAN」DXアワードのイノベーション賞を受賞したリングブル(LINGBLE)は、あらゆる意味で異色の存在だ。日本人の原田真帆人CEOが創業、日本で活動し、日本企業のクライアントも多いが、本社所在地はシンガポール。しかし、それも単なる登記した場所であって、真のオフィスはオンラインプラットフォームのベースキャンプにある。なぜなら97人の社員は30カ国・地域に散らばっているからだ(そしてその多くは現地採用)。160もの決済手段に対応し、支援する企業の製品の出荷先は120カ国・地域に広がる。これは、メガファストファッションブランド「シーイン(SHEIN)」にも匹敵する。「こんな言い方は大変な時代錯誤かもしれないが、世界から見れば日本はまさに『ジパング』。ファッション、文化、伝統、観光までこんなにも魅力と資産に溢れた地域はない。なのにビジネスは、いまだにグローバル化ができていない。『リングブル』は、そうした日本企業を世界市場に案内する道先案内人なんです」と静かに闘志を燃やす。(この記事は「WWDJAPAN」2023年11月20日号からの抜粋です)
イノベーション賞
ファッション&ビューティ産業の
革新に寄与した企業・サービス
受賞者
リングブル
サービス名
グローバルEC支援サービス
「リングブル/グローバルガイド」
説明
グローバルECに関連したテクノロジー、
流通およびマーケティングやブランディングなどの
トータルソリューションを提供するプラットフォーム
評価ポイント
日本では珍しく海外市場を明確にターゲットにする視座の高さ
社員自体も多国籍なグローバル経営
世界市場で売るための経営体制と実践的な仕組み
審査員のコメント
明確な視座を持ち、グローバル市場を目指すという点が最近の日本企業では珍しく、素晴らしい。世界に社員がいて、実際に効果を出す仕組みや経営体制を構築している部分も高く評価したい。
グローバルECの完成度は、
あの「シーイン」にも匹敵
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