コーセーは11月16日、新スキンケアシリーズ「肌極」を発売する。肌極は、医薬部外品の効能として、2001年に「水分保持能を改善する」効果が認められた有効成分「ライスパワーNo.11」を配合。美容液、化粧液(2種)の計3品を発売する。
ライスパワーNo.11は白米を蒸した後、エキスを抽出し、90日間発酵、熟成させて生まれる成分。細胞間脂質に多く含まれ、水分を保持するのに重要な働きをするセラミドの産生を促し、水分保持能を改善することで、肌のバリア機能を高める働きをする。また、セラミド増大効果を最大限に生かすため、経皮浸透力の高いオクチルドデカノールを配合した「浸透型ライスパワー処方」を実現。乾きやすい肌を潤いで満たすとともに、使い続けることで自ら潤いを作り出せる肌に導き、パッケージには「改善できる」と打ち出す。
ターゲットは20代後半〜 30代の女性。洗顔後2ステップでスキンケアが完了するのも特徴で、「仕事や遊びに忙しく、簡単・高効果を追求する“よくばり手抜き派”がターゲット」と同社の湯沢康弘・コンシューマーブランド事業部 グループマネージャー。同社は、ドラッグストアやGMS などで展開するブランドについて、「今年からスキンケアでは、40 〜 50代を中心としたアスタブラン、幅広い年齢層に向けたホワイトニングの雪肌精、20 〜 30代を中心に保湿のイメージを訴求する肌極の3つに集約し、お客さまにわかりやすいブランディングを推進していく」と戦略を語る。