森ビルの大型複合施設「麻布台ヒルズ」が11月24日に開業する。“Modern Urban Village”をコンセプトに、緑を多用した設計で“Green & Wellness”を打ち出す。商業施設ゾーンには来春までに約150 店舗が出店。ラグジュアリー・ブランドのブティックやファッション、ビューティ関連のショップや飲食店などから構成される。日本発の“ここでしか買えない”特別なジュエリーショップも登場する。
日常楽しむハイエンドジュエリーもそろう「メゾン ヒロタカ」
国内をはじめ、欧米などグローバルに展開する人気のジュエリーブランド「ヒロタカ(HIROTAKA)」は、「ガーデンプラザ」内に同ブランド初の「メゾン ヒロタカ(MAISON HIROTAKA)」を出店する。約66㎡の店舗では、従来のラインのほかにハイエンドのジュエリーを販売する。アーシーなカラーのカシミアのカーペットが敷き詰められ、彫刻のような什器が置かれた店内には、ゆっくりくつろげるサロンスペースも設けた。同店のオープンに際し、スネークやスカラベなどをモチーフにしたパーツを組み合わせて楽しむ新作“ブリコラージュ”コレクションが登場。カスタムオーダーも受け付ける。ハイエンドジュエリーの価格は30万〜250万円、中には1000万円のものもある。クリエイティブディレクターの井上寛崇は、「コアコレクションのファンからの要望もあり、実現した店舗だ。18金とシルバーを組み合わせたり、存在感のある石を使用したハイエンドのジュエリーを提案する特別な店舗だ」とコメントしている。
「ミオ ハルタカ」の日本唯一のブティックが登場
米ニューヨークの「バーグドルフ グッドマン(BERGDORF GOODMAN)」や英ドーバー ストリート マーケット ロンドン(DOVER STREET MARKET LONDON)などで販売されているジュエリー「ミオハルタカ(MIO HARUTAKA)」の日本初となるブティックが「レジデンスA」にオープンする。同ブランドは、ジュエリー「ビジュードエム(BIJOU DE M)」のデザイナーの春高未欧が2018年にスタート。植物や動物をモチーフにしたジュエリーを提案している。約 53㎡の店舗のデザインは、現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之による新素材研究所が担当。沖縄のトラバーチンを使った内装に、円をモチーフにした什器が置かれたミニマルで落ち着く空間になっている。縦格子の奥にはサロンがあり、カスタムオーダーも受け付ける。オープンを記念し、シロクマモチーフの“ナヌーク”のブローチやピアノがモチーフの“ピアノフォルテ”リングなどの新作が登場。人気の“マーガレット”や“ウサギ”モチーフのジュエリーなどもそろえる。春高は、「『麻布台ヒルズ』はラグジュアリーで自然もあり、サステナビリティへの意識が高いので出店を決めた。国内でジュエリーを見られるのは、この店舗だけなので、ぜひ、手に取って試してほしい」と述べた。