11月27日発売の「WWDJAPAN」は、メディア特集です。 アフターコロナ時代を迎え、ファッションやビューティ業界では、イベントが百花繚乱。そんな業界に寄り添ってきたファッション&ビューティメディアも、この秋はイベントに積極的でした。今秋は、周年のお祝いから社会課題に対するアティチュードの発信まで、多くのメディアがほぼ毎週、全国各地でイベントを開催。かつては「マスメディア」と呼ばれていたにもかかわらず、参加者は数人単位という小さなクローズドイベントにも積極的のようです。そこで今年のメディア特集は、イベントにフォーカス。さまざまなイベント取材と編集長たちのインタビューから見えてきたのは、360度全方位的に没入できるイマーシブなメディアを目指すことによる「自立」への気運でした。果たして、メディアは何から脱却して「自立」を目指すのか?そして、目的に応じてコンテンツまで「編集」できるメディアの強みを活かしたイベントは、どのようなものだったのか?を分析しています。
「ヴォーグ」から「レオン」まで編集長が勢揃い
週末開業の麻布台ヒルズの商機を分析
特集後半は、皆さんも誌面やウェブ、SNSで慣れ親しんでいる「マキア(MAQUIA)」や「美的」「ターザン(Tarzan)」「レオン(LEON)」「エル(ELLE)」、「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」や「GQ ジャパン」「ワイアード(WIRED)」を擁するコンデナスト・ジャパン、「フィガロ ジャポン(FIGARO JAPON)」そして「プレミアム ジャパン(PREMIUM JAPAN)」の編集長たちのインタビュー集。今年は、「オトナミューズ(OTONA MUSE)」と「アンド ロージー(& ROSY)」、「リー(LEE)」や「ハーパーズ バザー(HARPER’S BAZAAR)」そして「ヴィヴィ(ViVi)」など、16媒体の編集長が登場します。ファッション&ビューティメディアの編集長たちは、今の業界をどう捉えているのか?そして、差別化のために何を、どうするつもりなのか?彼らの未来を聞くことは、業界の未来のヒントをつかむこと。メディア関係者以外の皆さんもぜひ、注目してください。
ミニ特集では、週末開業した麻布台ヒルズの商機をまとめました。商業施設のみならず、商業施設を通して街の価値も高めてきた森ビルの集大成は、果たしてどんな消費者を獲得するのでしょう?米「WWD」からは、LVMHとケリング、リシュモンが注力するビューティ事業のお話。業界のアナリストは、各社が“甘く見ている”ものについて指摘します。それは一体、なんなのでしょう?
(COVER CREDIT)
PHOTO:YOSHIYUKI NAGATOMO
HAIR & MAKE:TOMO TAMURA(Perle)
STYLING:AYUMI HAMAMOTO
MODEL:REBECCA B. (image)
ART DIRECTION & DESIGN:RYO TOMIZUKA
付録の「WWDBEAUTY」は高価格帯商品が台頭するヘアケア市場の今を特集します。ここ数年、ドラッグストアで1500円前後の高価格帯シャンプーが軒並み売れています。ヘアケア売り場はゴールデンゾーンの顔ぶれが変わり、ベンチャー企業が手掛けるプレミアムヘアケアブランドが占拠するようになりました。本特集では、ドラッグストア各社の動向とヒットを飛ばすメーカーの両軸から市場の盛り上がりを探ります。さらに、大手企業が本腰で取り組む高価格帯ヘアケア戦略についても掘り下げます。
美容機器は価格と“役割”が変化
後半では、高価格帯のヘア系美容機器を取り上げます。コロナ前あたりまでは、ヘア系美容機器の中心的なアイテムであるドライヤーは、5000円前後の商品が主流でした。しかし、コロナ禍にヘアケアへの投資が増える流れがあり、最近では2万~4万円の商品が主役になりつつあります。このドラスティックな価格帯の変化を、ショップとメーカーの双方から探ってみました。
WWDBEAUTY
PHOTO:YOSHIYUKI NAGATOMO
HAIR & MAKE:TOMO TAMURA(Perle)
MODEL:Anna Zakharova(donna)
ART DIRECTION & DESIGN:RYO TOMIZUKA
DESIGN:JIRO FUKUDA