MTGが展開するEMSトレーニングブランド「シックスパッド(SIXPAD)」は11月24日、足を乗せることで歩くときに使う筋肉を鍛える“フットフィット”シリーズを刷新した。デザインも一新し、既存の黒から白を基調とし、上位モデルは天然木を採用するなどインテリアに馴染む仕様とした。また、歌手で俳優の加山雄三とパートナーシップを締結し、刷新した“シックスパッド フットフィット3”(4万3780円)“シックスパッド フットフィット3 ヒート”(7万4800円)のテレビCMに起用する。新CMは12月1日から全国で放映する。
“フットフィット”シリーズは2018年に誕生。椅子などに座って使用することで足の筋トレが気軽にできるとして幅広い年齢層から支持を集め、累計出荷台数は100万台(18年10月〜23年9月)を突破した。今回、「トレーニングを“より長く、より多く”というブランドコンセプトに基づき、一人でも多くの人に使ってもらえる機能を搭載した」(宮岸聡恵MTG SIXPAD本部マーケティング統括課PRグループ)。
既存品は、23分のトレーニング・プログラムを採用していたが、愛用者からの「もう少し短い時間でトレーニングを完結したい」との声を反映し、15分で効率的なトレーニングを実現した。メニューは、トレーニング・プログラム(15分間)とウォーキング・プログラム(20分間)、コンディショニング・プログラム(12分間、“シックスパッド フットフィット3 ヒート”のみ搭載)をそろえる。
デザインは「黒を基調にした既存品は、アスリートやプロ仕様という印象を与えがちだった」ことから白を基調としたリビングなど生活空間に馴染みやすい工夫をした。同商品は使用中に本体が傾くことでトレーニングができるが、その際に発生するカタカタ音を最小限に抑えるため、両サイドをカットし緩やかに傾く設計にこだわった。また“シックスパッド フットフィット3 ヒート”には、美容・健康機器に希少な天然木を取り入れ、足元を心地良く温めながらトレーニングできるヒート機能も付加。既存品は足裏のトレーニングのみだったが、ふくらはぎにも使用できるようになった。電池式から充電式に変更し、給電しながらのトレーニングも可能とする。
また、専用アプリ「シックスパッドヘルスコーチ」を開発。アプリに登録すると家族間で利用状況が確認できる。「例えば、娘が離れて暮らす父親に“シックスパッド フットフィット3”をプレゼントし、父親がトレーニングするとアプリのカレンダーに記録され、同時に娘にも通知が届く。娘は応援スタンプでリアクションでき、離れた場所でも家族の健康をサポートすることができる」という。
愛用者の加山雄三とパートナーシップ締結
同社は、“フットフィット”シリーズを長年愛用する加山雄三とパートナーシップを締結したが、その背景には86歳の現在も「シックスパッド」が掲げる“バイタルライフ”を体現し、ポジティブなエネルギーを放っていることがある。加山は初代の“フットフィット”を愛用しており、「しょっちゅうやっているんだ。人間、足を大事にしなきゃいけないんだよ。年を重ねて初めて人間の足が大事だってことに気がついたね」とコメント。刷新した商品については「デザインも全然違うね。新しい商品を使えるのはうれしい。100歳まで頑張ろう」と意気込みをみせた。