広告なのに広告ではないように装うSNS投稿も、10月からは「ステルスマーケティング」。ファッション&ビューティ企業も、ステマ規制を正しく理解することが必要です。そこで「WWDJAPAN.com」は、企業のSNSやインフルエンサー・マーケティングを担うLIDDELL(リデル)に協力を依頼して、業界あるあるなシチュエーションの「ステマかも!?」なクイズを出題。室木おすしのマンガで楽しくステマ規制を学び、講じるべき対策を伝授します。
ケーススタディ9
メーカーHの宣伝担当は、過去に何度か仕事をしたインフルエンサーにタイアップ投稿を依頼しました。依頼内容は、「インスタグラムのフィードなら3枚以上の写真もしくはリール動画で、商品の特徴を説明しつつ使い方や使用シーンを訴求するもの」。「#pr」と「#商品名」、その他タイアップタグをつけることを条件に、報酬を定め、商品を提供しています。インフルエンサーは、条件通りに投稿してくれたので報酬を支払いました。
後日、そのインフルエンサーはYouTubeでかばんの中身を紹介。お気に入りアイテムとして、タイアップ投稿のために提供した商品を紹介してくれました。YouTubeの投稿では、インスタグラムのタイアップ投稿には一切触れておらず、広告表記も商品が提供されたことも記載していません。
このYouTube投稿はステマ?それともセーフ?
つまりステマです。
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