メディアのイベントの目的は、メディア自体のように千差万別。新たな出会いから、既存読者との繋がり、そして一方通行ではないデジタルコミュニケーション、社会課題に向き合ったアティチュードの発信まで幅広い。そして、目的に応じてコンテンツまで「編集」できるのがメディアの強みだ。各社は、何を目的に、どんなイベントを開いたのか?(この記事は「WWDJAPAN」2023年11月27日号からの抜粋です)
講談社「ViVi」
高橋絵里子/講談社 第二事業本部 ViVi事業部長 「ViVi」編集長
講談社の「ヴィヴィ(ViVi)」は10月5日、今年開業した話題のスポット東急歌舞伎町タワー内のライブホールZepp Shinjukuで創刊40周年を祝うアニバーサリーイベント「ViVi ナイト」を開催。3000円のチケットを購入した一般客700人弱が来場した。
「ViVi」はコロナ前、定期的に「ViVi ナイト」を開催。アーティストを呼んで大箱で開催したり、台湾でも開いたりの時期もあったが、高橋絵里子・第二事業本部ViVi事業部長 「ViVi」編集長は、「コロナ禍はイベントを開けなかったけれど、それでも“回っていた”。もちろんイベントを開けば盛り上がったり、クライアントに協賛いただけたりするだろうが、一方でコロナ禍はSNSがさらに発達。だからこそ正直、『今、イベントってどうなの?』と思ったし、せっかくやるなら昔のような、すでにどこかで誰かが開催しているようなイベントは避けたかった。イベントの中身よりも、イベントをやるか?やらないか?を考えるために時間を費やした」と経緯を語る。
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