「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、TikTok、そしてThreadsをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。65回目は、ゾゾコラボからデジタルにおけるエモーショナルを考察。
ソーシャルエディター津田:先日、ファッション通販サイト、ゾゾタウン(ZOZOTOWN)のX公式アカウントに、キャプションなしで1枚の画像が投稿されました。その画像は、黄色いアフロに青いトップスのモザイクがかった人物が、ゾゾタウンの黒い箱を持っているというもの。モザイクはあれど特徴的なシルエットと色合いの強烈な匂わせ投稿は、リツイート1.3万回、いいね2.7万回と瞬く間にSNS上で話題になりました。ゾゾタウンとテレビアニメ「ボボボーボ・ボーボボ」がコラボレーションしたコレクションのプロモーションの一環でした。
通常こういった匂わせ投稿は、コラボ相手の予想で盛り上がることが多いのですが、リプライ欄では、コラボのタイトルが「ゾゾゾーゾ・ゾーゾゾ」なのか 「BOBOTOWN」なのかで議論が起こっていたり、実際名称が「ゾゾゾーゾ・ゾーゾゾ ~BOBOTOWNでハジケ祭~」だったことから「まさかの両方入ってるんかい!」というツッコミがあったり面白すぎました。匂わせ投稿のバズり具合をみて、タイトルを変更した可能性を疑いました(笑)。
ZOZOはアニメとXの相性が良いことを理解しているし、SNSの使い方が上手だなと改めて感心します。
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