コティは、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)傘下の43ビューティ関連ブランドの買収において、取引のメーンの一つであった「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」と「クリスティーナ・アギレラ」の香水ビジネスのライセンス獲得が白紙になったと発表した。
コティは、今回の契約変更について、プレスリリースを通じて「『ドルチェ&ガッバーナ』と『クリスティーナ・アギレラ』の香水ビジネスのライセンサーは指定した契約内容に同意せず、P&Gとの売買契約においてコティの傘下に移行しないことで合意した」とコメント。
一方のP&Gは、傘下にとどまる「ドルチェ&ガッバーナ」と「クリスティーナ・アギレラ」の香水ビジネスから撤退する意向を示している。P&Gのポール・フォックス広報担当は、「譲渡が白紙になった2ブランドには今後、P&Gが香水ビジネスから完全撤退する姿勢を伝えていく」と説明した。