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「クリスティーナ・アギレラ」の香水ビジネスはP&Gからエリザベス アーデンに

 エリザベス アーデンは、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)傘下の「クリスティーナ・アギレラ(CHRISTINA AGUILERA)」の香水ビジネスのライセンス権を買収した。買収額は明らかになっていない。

 米投資会社スタイフェル・フィナンシャルのマーク・アストラチャン=アナリストによると、同香水ビジネスの売上高は約8000万ドル(約86億4000万円)、EBITDA(金利、税金および減償却前利益)は1000万ドル(約10億8000万ドル)にのぼる。

 同社はこの他、セレブリティーフレグランスカテゴリーに、テイラー・スウィフトやニッキー・ミナージュ、マライア・キャリー、ジャスティン・ビーバーらのライセンス権を抱える。直近の2016年3月期決算のフレグランス部門は、「ジョン バルベイトス(JOHN VARVATOS)」「ジューシー クチュール(JUICY COUTURE)」が売り上げをけん引し、前期比103%と伸びたものの、全体では2770万ドル(約29億9100万円)の赤字だった。

 なお、「クリスティーナ・アギレラ」の香水ビジネスのライセンスは、コティによるP&G傘下の43ビューティ関連ブランドの売買契約の一つであったが、今年1月に「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」の香水ビジネスとともに白紙になり、P&G傘下に留まっていた。

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