ファレル・ウィリアムスによるセカンド「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」ファッションショーの取材のため、先週末は香港を訪れました。1年ぶりの香港です。
前回は、香港の巨大財閥のK11が自らの美術館で開催した展覧会の取材でした。日本からは「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」と「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」が参加し、デザイナーの小泉智貴さん&岡﨑龍之祐さんとガラディナーに参加したのを覚えています。
「ルイ・ヴィトン」のショー会場は、その展覧会会場の目の前にある、ヴィクトリアン・ハーバーに囲まれたプロムナードでした。振り返れば、展覧会のオープニングの時には長い長いレッドカーペットになっていた場所です。あの時K11は、展覧会をアジアのメットガラに匹敵する規模にすることを願い、まずはそれに負けないレッドカーペットを構えたそう。余談ですが2カ月ほど前、私たちの姉妹メディア「WWDCHINA」が上海で主催したガラディナーでも、共催した上海政府は同じようにメットガラを意識し、「メットガラよりも長いレッドカーペットにしたら?」と提案したそうです(笑)。そんな上海政府の申し出に対して「WWDCHINA」は、「そんなに長いレッドカーペットでは、ピンヒールにドレスのセレブが疲れてしまうから」と難色を示し、結果長さではなく、高さのあるレッドカーペットを設えました。正直セレブはやっぱり大変そうでしたが(苦笑)、規模感で負けないというのは、中国や香港人のメンタリティに潜んでいる特性なのかもしれません。
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