情報筋によれば、「トッズ(TOD’S)」の新たなクリエイティブ・ディレクター候補として、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のデザインチームに所属するマテオ・タンブリーニ(Matteo Tamburini)の名前が挙がっているようだ。同氏は現在、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)「ボッテガ・ヴェネタ」クリエイティブ・ディレクターと共に働いているという。本件について、「トッズ」のコメントは得られなかった。
「トッズ」のクリエイティブ・ディレクターを2019年から務めていたヴァルター・キアッポーニ(Walter Chiapponi)は、23年7月に退任を発表。9月に披露した24年春夏ウィメンズ・コレクションがラストとなった。11月には、イタリアブランド「ブルマリン(BLUMARINE)」のクリエイティブ・ディレクターに就任している。なお、キアッポーニは「トッズ」に加わる前、トーマス・マイヤー(Tomas Maier)時代の「ボッテガ・ヴェネタ」でキャリアを積んでいるため、タンブリーニはキアッポーニとも何年間か一緒に働いていたと思われる。
また、15年1月から16年9月までボッテガ・ヴェネタの最高経営責任者を務め、その後は親会社であるケリング(KERING)の要職に就任したカルロ・アルベルト・ベレッタ(Caro Alberto Beretta)が、19年2月からトッズのジェネラル・ブランド・マネージャーとなっていることも、タンブリーニが候補として有力視される材料の1つとなっているようだ。