「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、アーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)が手掛ける限定エディション“ティファニー T ワン ブレスレット&バスト”を発表した。
同商品は現在、ティファニー ランドマークに展示しているアーシャムの作品、「侵食されたアルルのヴィーナスのブロンズ像」に着想したブレスレットとバスト(胸像)のセットで、ブランドの186周年を記念し186個限定で制作した。12月から世界で展開している。
ブレスレットは、18Kホワイトゴールドに計2カラットを超える74個のツァボライトと計1カラットを超える105個のダイヤモンドをあしらっている。
「侵食されたアルルのヴィーナスのブロンズ像」は2022年に、ロンドンのサーチ・ギャラリーで開催したティファニー展「Vision & Virtuosity(先見と技巧)」で初披露されたもので、現在は、ニューヨークのティファニー ランドマークで展示されている。今回セットにするバストは、異素材を組み合わせるミクストメディア技法で同作を再解釈したものだ。侵食されたような特性や、“ティファニー ブルー”を思い起こさせる古色を帯びさせることで、時の緊張を生み出した。
限定エディションは、アート作品を運ぶ木箱をイメージした、金具で補強したカスタムメイドのティファニー ブルーの木箱に収納する。また、ティファニーとアーシャムの両ブランド名が入った、取り扱い用のホワイトグローブを納めたブルーボックスも付属する。
アーシャムは、このセットについて次のように説明した。「この『アルルのヴィーナスのアマルガメイテッド バスト』は、ティファニーのさまざまな要素が融合し、ティファニーのアイデンティティーの大きな部分を占めるヘリテージやクラフツマンシップ、芸術性が結びついたストーリーをつむぐ。ランドマークに展示されている彫像を再解釈したバストを開けると、中からツァボライトの“T ワンブレスレット”が現れる」。