「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は、ナバホ族のテキスタイルアーティスト、ナイオミ・グラシズ(Naiomi Glasses)と提携したコラボコレクションを発売した。「ラルフ ローレン」公式オンラインおよび公式アプリ、その他一部取扱店で販売する。
同コラボは、多様な技術を持つ職人と「ラルフ ローレン」がコラボを行い、伝統工芸の保護を目指す“アーティスト イン レジデンス プログラム”による初めてのコレクションとなる。ナイオミ・グラシズとのコラボコレクションは、3回に分けて発売され、第1弾を販売している。日本ではウエアなど一部アイテムを取り扱う。ジャケットやコート、セーター、シャツ、ジーンズ、スカート、キャップなど、ナバホ自治州に着想を得たアイテムをラインアップしている。
ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)はコラボに際し、「伝統と遺産は、私が愛するものすべての中心にあります。それらは美と調和をともに包み込むものであり、自然で個人的で世代を超えて伝えられていくものでもあります。伝統工芸の最もオーセンティックな表現に命を吹き込むということは、何世紀にもわたって、時代を超えたこれらの伝統を創造し、支えてきた人々と協力し、彼らのストーリーを世界全体で共有することを意味しています。それが私たちの未来に待ち受けるチャンスであり、当社のレガシーの大切な一部となるでしょう」と述べている。
またナイオミ・グラシズは、「ナバホ族の織物は、私の一族が7世代にわたって受け継いできた工芸品であり、こうした伝統を新しい方法で守っていくことは、アーティストとしての私に大きなインスピレーションを与えてくれました。今、私の目を通して眺め、服として命を吹き込まれた、そうした工芸を世界中の人々と分かち合うことができるなんて、夢のよ うです。このコレクションが実現したのは、コラボレーションの力と『ラルフ ローレン』のユニークなプログラムによるものであり、ナバホ族の伝統的な織物を新しい世代に伝えることができるというのは、何よりすばらしいことです」と語っている。
同コラボコレクションの第2弾および第3弾は、2024年の春と秋にそれぞれ発売予定。また売り上げの一部は、ナバホ族とホピ族のビジネス育成に取り組む組織“Change Labs”に寄付される。