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NMNサプリで日本初の機能性食品表示 新“リフィーラス”発売

“若返りの成分”として注目を集めているNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)を配合したサプリメントで、機能性食品表示の認可を取得した商品“リフィーラス”(90粒、1万6200円)が12月8日、健康食品・化粧品開発を行うクラウドナインから発売された。数年前からNMNサプリメントはさまざまな商品が発売されているが、機能性食品表示を取得したサプリメントは初めて。機能性の表示内容は「肌の潤いを維持する」「肌弾力を維持する」の2つで、継続摂取で乾燥しやすい肌をケアする。

NMNはビタミンの一種であるニコチンアミドから作られていて、あらゆる生物の細胞に存在している補酵素。NMNは長寿遺伝子にエネルギーを与えると考えられており、加齢とともに体内で不足する生体内の物質を補う有効成分として期待されている。母乳のほか枝豆やブロッコリーなどの野菜にも含まれているが、食品から摂取できる量は少ないと言われる。

日本では2020年3月の食薬区分改正でNMNが食品扱いとなったことでサプリメントの販売が可能になり、多数の企業がNMNサプリメントを発売し一大ブームを巻き起こしている。“リフィーラス”も20年6月に発売を開始したが玉石混交になる市場を見据えて臨床試験を開始。関与成分に関連した論文の引用ではなく、実際の商品を元に試験を続けて消費者庁から認可を得た。

機能性表示食品の“リフィーラス”は乳酸菌とビフィズス菌を取り込むプロバイオティクス、善玉菌の餌となる食物繊維やオリゴ糖を取り込むプレバイオティクス、善玉菌が作り出す健康サポート物質を組み合わせた“トリプル・シンバイオティクス”の大豆発酵物とNMN成分を組み合わせた点が特徴で、機能性関与成分としてNMNが125mg配合されている。

島本倖伸クラウドナイン社長は「NMNサプリの種類が増え選ぶ基準が分からなくなる消費者が増えている。明確な基準と差別化のために機能性食品表示を目指した」と語り、「NMNサプリメントをブームから文化にしていきたい。今後、NMNサプリメントといえば“リフィーラス”だという文化を作っていきたい」と意気込んだ。

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