ドーバー ストリート マーケット ニューヨーク(DOVER STREET MARKET NEW YORK以下、DSMNY)はオープン10周年を記念し、「スカイ ハイ ファーム ワークウエア(SKY HIGH FARM WORKWEAR)」と「ナイキ(NIKE)」の「ナイキ ライフ(NIKE LIFE)」コレクションで、アーティストのカウズ(KAWS)によるアートワークをフィーチャーした10型限定のカプセルコレクションを発売する。12月16日11時(現地時間)から、DSMNYの店頭とEC、「スカイ ハイ ファーム ワークウエア」のECで販売する予定。
同コレクションは、「ナイキ ライフ」のコットンを使ったワークウエアをカスタマイズしたチョアコートやフードジャケット、フーディー、Tシャツ、パンツ、ビーニーといったアイテムがそろう。これらに、カウズによる「スカイ ハイ ファーム ワークウエア」の“クラウド(Cloud)”と“ストロベリー+ムーン(Strawberry+Moon)”のアートワークをあしらった。価格帯は90〜350ドル(約1万3000〜5万円)。
さらに、「ナイキ」の“エア フォース 1”をカウズによるスウッシュ(SWOOSH)のアートワークでカスタマイズした白と黒の“クラウド フォース 1s(Cloud Force 1s)”もラインアップ。カウズによる遊び心に満ちたスウッシュは、ニューヨークにあるスタジオのアリーナ(Arena)とルック(LQQK)が刺しゅうと縫製を手掛け、ハドソン・バレー・バイ・メード X ハドソン(Hudson Valley by Made X Hudson)とコミュニティー・マニュファクチャー・ソリューションズ(Community Manufacturing Solutions)が縫い付けた。
「スカイ ハイ ファーム ワークウエア」は、アーティストのダン・コーレン(Dan Colen)と、コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)やドーバー ストリート マーケットでPRを担当していたダフネ・シーボルド(Daphne Seybold)が2022年1月に立ち上げた「スカイ ハイ ファーム ユニバース(SKY HIGH FARM UNIVERSE以下、SHFU)」によるアパレルブランド。コーレンがチーフ・クリエイティブ・オフィサー(Chief Creative Officer)に就き、来年春に開業するドーバー ストリート マーケット パリのブランド開発部門とのパートナーシップにより誕生した。同店のブランドインキュベーターとしても参画する予定だ。これまでに「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」や「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「コンバース(CONVERSE)」「ディッキーズ(DICKIES)」などとコラボレーションしてきた。
「SHFU」は、食料安全保障と食料主権を目的に長期的かつ協力的な投資をする非営利団体「スカイ ハイ ファーム(SKY HIGH FARM)」の活動の支援・拡大を図る目的で設立された。それに加えて、従来の“富の階層”を反転させるべく、資金を必要とする人々へ優先的に支援するビジネスモデルを構築。ブランドの利益の50%を毎年「スカイ ハイ ファーム」に寄付し、残りを従業員やコミュニティー内の協力者に分配した後、投資家に分配している。また、ホールセール・ドネーション・プログラム(Wholesale Donation Program、WDP)を立ち上げ、ドーバー ストリート マーケットや米百貨店のサックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)、ノードストローム(NORDSTROM)など70以上の小売パートナーが「SHFU」の商品を販売する際には「スカイ ハイ ファーム」に寄付することを義務付けた。WDPを通じた寄付金は、設立から22カ月で約50万ドル(約7287万円)となっている。