「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、TikTok、そしてThreadsをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。67回目は、韓国から東南アジアへと広がるインフルエンサーのお話。
ソーシャルエディター津田:韓国を拠点にする日本人の7人組ガールズグループ「XG」が、日本で初の単独有観客公演を行いました。その日はSNS上も「XG」だらけ。Xだけではなく、リアルな友達と多く繋がっているInstagramでも、LIVEに関する投稿をたくさん見かけました。
彼女らはデビューからわずか約1年半ですが、今年は米「ビル ボード(BILLBOARD)」の表紙を飾ったり、全米ビルボードチャートの「ホット・トレンディング・ソングス」で日本人アーティストとして史上初の1位にランクインしたり、世界中で認知とファンダムを拡大し、グローバルな存在になりました。来年は初のワールドツアーも決まっており、さらなる飛躍が期待されます。
個人的には、最近繰り広げられているラグジュアリーブランドのアンバサダー争奪戦線に割って入ってくるのでは?と思っています。12月1日発売の「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」の表紙にも登場し、YouTubeの企画では自分たちでスタイリングやセットを考えるファッション・シューティングを行うなど、ハイセンスでファッションへの関心も強いようです。日本人のグループが日本やアジアを飛び越えグローバルスターになって、ファッション業界でも頻繁に目にする日は遠くないでしょう。
日本の「カワイイアイドル」は難しい
東南アジア勢とうまく付き合う「オニツカタイガー」
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