プロフェッショナルヘアメーカー・ナプラのヘアカラー「ナシード ファッションカラー(NASEED FASHION COLOR、以下、ナシード)」から2月、 “レッドオレンジ” と“モーヴベージュ”の2色が登場する。色相ラインの新色登場は2021年以来約3年ぶり。ここ数年で年齢性別を問わずヘアカラーを楽しむ人が増えたことや、ブリーチする人も増えた昨今の動向を踏まえて誕生する新色2色は、まさに今の時代が求める色、サロンで今使いたい色だ。
“レッドオレンジ”は、キャッチーでありながらトライしやすいビビッドカラー。赤みのあるオレンジは、もともとアジア人に馴染みやすく、最近はトレンドに敏感な人はもちろん、コンサバなテイストを好む人にまでオレンジ系カラーが広まったことを受けて生まれた。幅広い層がトライしやすいようレッド、オレンジ、ピンクが絶妙なバランスでミックスされた色調になっている。明るめのアンダーやブリーチした髪にはビビッドに発色する一方、ブリーチなしでもヘルシーな明るさのある艶髪になり、大人の女性も取り入れやすいカラーとなっている。
“モーヴベージュ”は、柔らかな紫みを含む寒色系ベージュで、潤いとくすみを両立したカラー。黄みを抑えたいブリーチオンは、補色となる紫みが入ることでベージュの色みがブレることなく発色し、ミルクティーなどイメージする色をこの1本で出しやすくなっている。さらにグレージュのベースカラーとしても実力を発揮する。気になり始めたグレイヘアのカバーにもおすすめの色だ。また、どちらのカラーもきれいに褪色するため、色落ちする過程も楽しめるのも魅力だ。
そんな次なるヒットカラーを予感させる新色2色の魅力を存分に引き出した、最新のトレンドヘアを「アンアミ 吉祥寺(Un ami Kichijoji)」の北見勇樹スタイリストと「ノラ シンディ カラーサロン(NORA CYNDY color salon)」砂川航店長の2人が提案する。
派手色に見えて強くなり過ぎない、
トライしやすいカラー
1 / 4
ネイビーの髪に前髪にだけ“レッドオレンジ”を使い、インパクトのあるスタイルにした。このようなエッジのきいたデザインに使っても、強くなり過ぎないのが新色“レッドオレンジ”の特徴。赤でもなくオレンジでもない絶妙なカラーの出方で、これまでコントロールカラーを混ぜないとできなかったような色が、これ1本で出せるのもいい。赤系・オレンジ系の人気が高まっているので、まさに今使いたい色だし、派手髪にチャレンジしたいけれど一歩を踏み出せない、そんな人もトライしやすい色だと思う。「ナシード」は思った通りの色が出せるうえ、失敗しにくいカラー剤なので、今回のようなツートーンスタイルも、施術する側が不安になることなく思いっきりできる。発色がいいうえ、柔らかめの雰囲気が出てナチュラルに馴染むところが、幅広い層に支持される理由だと思う。(砂川航「ノラ シンディ カラーサロン」店長)
柔らかな紫みが、
しっとりとしたムードの
ベージュに仕上げる
1 / 4
“モーヴベージュ”が一番きれいに見えるバランスを考えたスタイル。根元2cmにはバイオレットを入れ、中間から毛先に“モーヴベージュ”を使い、立体感を出した。今回のようなショートレイヤーにすごく映える色だと思う。紫が入っているので、しっとりとしたムードのベージュに仕上がるのが“モーヴベージュ”の良さ。ベースの補整力が高いのでギラつきを消してくれ、サロンワークでの汎用性も高いカラーだ。単品で使いやすいだけでなく、他の色みとも相性が良く、8レベル以上の深みのある色が出しやすいと感じる。ベージュの人気は長く続いているが、最近はピンク系・パープル系の暖色系ベージュを好まれる方も多いので、これからさらに活躍すると思う。「ナシード」は、とにかく質感が良く、軋まず、柔らかさをキープできる。ブリーチ毛に使用することが多い当店では頼れる存在だ。(北見勇樹「アンアミ 吉祥寺」スタイリスト)
軽やかでヘルシーな
“レッドオレンジ”と、
潤いとくすみを両立させた
“モーヴベージュ”
「ナシード」から2月に登用する新色は、“レッドオレンジ” と“モーヴベージュ”の2色。レッド・オレンジ・ピンクを絶妙バランスでミックスした、軽やかでヘルシーな“レッドオレンジ”は8レベルと10レベル。定番ベージュに奥行きを生む、潤いとくすみを両立させた“モーヴベージュ”は6、8、10、12レベルをそろえる。
「今、欲しい色」「今、使える色」を
提案できる体制がヒットのカギ
グレープシードオイルやマカデミアナッツ油、6種類のオーガニックハーブエキスなどの保湿成分をたっぷり含み、ダメージに配慮したカラーリングを実現する「ナシードカラー」。トレンドを牽引する都心のサロンから、全国のファミリーサロンまで幅広く使用されており、出荷本数は月に100万本を超える人気ブランドだ。
その中でもとくに人気なのが、2016年に発売した“ブルーアッシュ”と“ベリーピンク” 2017年に発売した“フォギーベージュ” 。それらは、時代の半歩先を読み「今、欲しい色」「今、使える色」を提案したのがヒット要因だ。そこからその使いやすさが評判となり、今や不動のロングセラーとなっている。「ここぞ!」というタイミングで新色をリリースできるのは、企画・研究・工場・営業など全ての機能が自社内に集結し、互いが密に連携し合いスピード感をもって開発ができるから。市場を読みながら「今の色」を導き出し、商品化する。その盤石な体制が次なるヒット商品を生む。
新色“レッドオレンジ” “モーヴベージュ”も同様のプロセスで誕生した期待の新色。先の3色に続くヒットカラーになる可能性を大いに秘めている。
MAUVE BEIGE:トップ3万3000円、ブラジャー1万6500円/すべてラインヴァンド(ラインヴァンド カスタマーサポート)、チョーカー1万2100円、ネックレス1万1000円、リング2万2000円、イヤーカフ8800円/以上すべてイン ムード(フォーティーン ショールーム)
STYLING : MASUMI YAKUZAWA(TRON)
TEXT:YOSHIE KAWAHARA
ナプラ
0120-189-720