アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで11月30日から12月13日まで、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)が開かれました。会議は紛糾して予定より1日延期しつつ、最終的には「化石燃料からの脱却をこの10年間に加速する」などと明記した成果文書を採択しました。「段階的廃止」ではなく「脱却」であることや、具体策が盛り込まれていないことを不十分とする論調も強いですが、原油産出国7位のUAEを舞台に、「脱却」にたどり着けたのは成果ではないでしょうか(ちなみに世界一の原油産出国は米国です)。
ニュースでたびたび見た、UAE気候変動特使でもあるスルタン・アル・ジャベル(Sultan Al Jaber)COP28議長は、日ごろは再生可能エネルギーの企業の取締役会議長を務めつつ、なんとアブダビ国営石油会社のトップでもあるそう。外野からは想像もつかない壮大・複雑な利害関係の中でリーダシップを執っていたのです。
そのCOP28でUAEの若きリーダーの一人、ラシッド・ビン・シャビブ(Rashid Bin Shabib )氏が「CFCL(CFCL)」を着ていました。正確に言うと、Bコープ認証機関であるBラボ・ヨーロッパの共同創設者のマルセロ・パラッツィ(Marcello Palazzi)氏の「リンクトイン」への投稿を見ました。夜の庭で左手にスマートフォン、右手に「CFCL」のジャケットを持って笑っているシャビブ氏の写真で、次のようなコメントが添えられています。
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