セフォラは3月、新コーナーとして「ミックスバー」を35店舗でオープンした。ニッチ香水8ブランドをそろえ、「コモディティー」は好きな香りを自由にミックスして、自分だけの香りを作ることができるというプログラムを提供する。ミックスバーを設置していない約100店舗については、「コモディティー」の「モス」「ゴールド」がトップ2の売り上げを誇るという。「セフォラではインタラクティブ(双方向)の経験を提供することにした。他のブランドではできないプログラムだ。われわれにとって、既存の製品に加え、自由に香りを配合することができる"フレグランスカクテル"は強みの一つ。これで、消費者が自分だけの香りを見つけることができる。香水はとかく、アーティストやセレブを広告塔に使ってパーソナルなイメージを植え付けているが、われわれにはその必要はない。もっと個人個人が自分のための香水を持てばいいと思う」とコモディティー・グッズのアッシュ・フッチェンラウフCEOは語る。セフォラで売っている今も、ビジネスの中心はウェブサイト。利用者の55%が女性、45% が男性で、平均で香水3本を購入していくという。価格は10ml・24ドル(約2800円)から100ml・99ドル(約1万1700円)まで。業界筋は、同ブランドのミックスバーでの初年度売り上げは200万?300万ドル(約2億3800万?3億5700万円)と見ている。