ファッション
連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY 第84回

今年は、あらゆる業界で一粒万倍日を!

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みなさま、新年明けましておめでとうございます。今年も「WWDJAPAN」をよろしくお願いします。

さて、年末の「WWDJAPAN.com」をご覧になって気づいた方、そもそもご存知だった方も多いでしょうが、2024年の1月1日は、一粒万倍日と天赦日が重なったWラッキーデーでした。ちなみに今年は3月15日が、さらに天恩日も重なる最強のトリプルラッキーデー!!百貨店各社やラグジュアリーブランドの「一粒万倍日」合戦は、3月15日をピークに盛り上がることでしょう。

昨年、百貨店にお勤めの方と話をしていたら、「2024年のWラッキーデーは、1月1日なんですよねぇ……」と話していました。一部の百貨店を除き、1月1日はお休みです。Wラッキーデー当日に財布を筆頭とする革小物が売れないことを嘆いていらっしゃった、そんな印象でした。上のお手紙でお伝えしたように、Wラッキーデーの革小物の売り上げは、通常の約2倍。トリプルラッキーデーは、なんと約4倍!そんな日が休業日だなんて、確かに悔やまれる話です。

ちなみに「WWDJAPAN.com」でも、一粒万倍日はスゴいことになっています。この5文字が入るだけで(!?)、アクセス数は数倍になるんですから。世の中のみなさんが、どれだけ「背中を押してほしいか?」が伺えると思いませんか?

だ・か・ら、私はこの一粒万倍日を、いっそ財布や革小物以外に広げていいんじゃないか?そんな風に思っています。上の記事で調べてみましょう。一粒万倍日とは、「一粒の籾(もみ)が万倍にもなって実るという意味を持つ、縁起の良い日。この日に物事を始めたり、やり遂げたりすると、その成果が何倍にもなって返ってくるとも言われている」日。中でも「お財布を新調する」「お参りをする」「髪の毛を切る」「不要なものを処分する」と良いとされ、「悪口を言う」「美味しいものを食べる」「幸せであることを他人にアピールする」「借金をする」「考え事をする」のはよろしくないと言われています。現状、一粒万倍日を上手に利用しているのは財布を中心とするレザーグッズ市場ですが、上にある通り「髪の毛を切る」のに良い日とされているのなら、ヘアサロン業界は便乗できるハズです(笑)!各店、3月15日に向けて準備はよろしいですか(笑)?

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