ファッション
連載 SNSトレンドに、業界は「どうする」? 第69回

ツイッターからXへの改変やステマ規制のスタートで激変した、2023年のSNSをプレイバック

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「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、TikTok、そしてThreadsをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。2023年の最後は、編集長とソーシャルデスク&エディターが、それぞれに今年を振り返る。

ソーシャルデスク浅野:バズを起こした話題や事件は山のようにありましたが、SNSを統轄する立場としてはずせないトピックスはやはり新SNS「スレッズ(THREADS)」の登場や、「ツイッター(TWITTER)」が「X」に変わって大幅な仕様変更を行ったことですね。「X」には現在も振り回されており、運用体制やアルゴリズムの変更で何度頭を抱えたことか……。目まぐるしく変化するアルゴリズムやトレンドへの対応はSNS担当の手腕が問われる所ですが、さすがに「もう勘弁して」という気持ちになりました(笑)。「X」はまだまだ進化(!?)をにおわせていますから、来年もすぐに頭を抱えそう。それもまた、楽しかったりもするのですが。2人はどんな出来事が印象的でしたか?

ソーシャルエディター津田:やはりコロナ禍が終わったこと、ですかね。「SNSと関係ないじゃん!」と思うかもしれませんが、国内外のファッションウイークは再び盛り上がり、ファッション&ビューティのイベントやポップアップなども爆増。取材対象のイベントが増えた分、忙しい1年になりました。その中でも個人的に印象的なイベントをあげるなら「リック・オウエンス(RICK OWENS)」デザイナー本人の来日イベント。旗艦店で行ったサイン会は、メディアやKOL優先ではなく、我々もファンと一緒に並んで取材を待つことに。全員が平等というリックの精神にグッときました。ちなみに、同じ週には「トム ブラウン(THOM BROWNE)」の取材もありましたが、NY出張からの帰国便がトム・ブラウンと同じという奇跡に巡り合い、忘れられない週となりました。

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