ローレルは10月23日、日本全国の「食べておいしい素材」を活用したスキンケアブランド「ローレル」のブランド名を「shiro(シロ)」に変更する。また、同日には拠点である北海道に初の路面旗艦店を開設。さらに、物販(食品)・飲食、美容事業にも着手する他、海外進出にも乗り出していく。
「ローレル」は2009年に誕生。コスメ関連のOEM(相手先ブランド生産)で事業を拡大する中で、ブランド代表の出身地である北海道の原料をメーンに全国の良質な原料を使用し、「自分が使い続けたいと思える商品を手掛けたい」(今井浩恵・代表)とオリジナルブランドをスタートした。これまで日本の生産者と消費者の架け橋となるべく「ローレル」を展開してきたが、これからは「日本と世界中の人々に商品を発信していきたい」と会社設立記念日である10月23日に、ブランド名を変更することを決めた。さらに、事業領域も拡大。従来のスキンケアを展開する他、フェイシャルエステやヘッドスパ、ワークショップなどを行う「シロ ビューティ」、スキンケアで使用する素材を使用した食品や雑貨を扱う「シロ ライフ」、素材を生かした飲食と空間を提供する「シロ カフェ」の4つの事業を推進する。
出店計画としては、まず日本では10月23日に北海道・砂川に路面旗艦店「シロ砂川本店」をオープンする。「シロ」の全ラインアップがそろう他、1階には北海道を代表するカフェ「森彦」が監修するコーヒーなどを提供する「シロ カフェ」も展開する。その他、16年度には7店舗、17年度には8店舗を出店し、35店舗体制を確立していく。一方海外では、16年春をめどにロンドンに「シロ」海外1号店を開設する(15年9月にローレルUK設立予定)。その後、アメリカやフランスにも進出し、20年をめどに3カ国で10店舗まで拡大する計画だ。
また、「シロ」誕生を記念し、敏感肌に向けたセンシティブスキンケアライン「アイスプラント」を10月23日に発売する。豊富なミネラルを含む植物、アイスプラントの有効成分を配合した化粧水とフェイスクリームを展開する。