「ディオール(DIOR)」はこのほど、世界で最もミシュランの星を獲得した女性シェフ、アンヌ=ソフィー・ピック(Anne-Sophie Pic)と長期的なパートナーシップ契約を締結した。そのコラボレーション第1弾として、関西国際空港第1ターミナルにオープンした「ディオール」ブティックに、「カフェ ディオール バイ アンヌ=ソフィー・ピック(Cafe Dior by Anne-Sophie Pic)」を併設。2025年以降には、ピック=シェフが総指揮を執るレストラン「ムッシュ ディオール(Monsieur Dior)」を大阪にオープンする。
「カフェ ディオール バイ アンヌ=ソフィー・ピック」では、創業者のクリスチャン・ディオール(Christian Dior)がデザインしたアイコニックなモチーフ“カナージュ”のほか、千鳥格子やレオパード柄、草花や神話をモチーフとした“トワル ドゥ ジュイ”など、ブランドのシグニチャーコードで飾られたケーキやペーストリーなどの焼き菓子を提供している。
ピック=シェフは、「ムッシュ・ディオールは、理想的な女性像を描き出した、比類のないクチュリエ。その独自のクリエイションにおける美しい曲線などを通じて、女性性を昇華して見せた。女性のシェフとしてその繊細さに心を動かされるし、この提携によってフランスのエレガンスやサヴォアフェール(受け継がれる職人技)を称えられることを誇らしく思う」と語った。なお、同氏は世界で9店のレストランを展開しており、そのうちの5店がミシュランの三つ星を獲得。合計では、ミシュランの星を10個獲得している人気シェフだ。
「ディオール」は、パリ・モンテーニュ通り30番地にある旗艦店を22年に改装オープンした際、著名なシェフのジャン・インベルト(Jean Imbert)が率いるレストラン「ムッシュ ディオール」を設けた。また、東京・銀座の「カフェ ディオール バイ ラデュレ」のほか、アメリカやアジアで「カフェ ディオール」を運営している。