アットコスメの通販サイト「コスメ・コム(cosme.com)」を運営するコスメ・コムは10月1日、サイトをリニューアルし、サイト名を「アットコスメ ショッピング」に変更した。リニューアルでプチプラから百貨店コスメまで、約1500ブランド、1万4600製品の品ぞろえを実現。今後は3000ブランドまで高める意向だ。
増加するブランドを分かりやすく訴求するため、「リュクス」と「ナチュラルアンドライフ」に分類し、ブランドの世界観を発信。「リュクス」には、10月1日から「ディオール」がポップアップストアを開設。アットコスメとコラボした限定セット5種を販売する他、「ディオール」オンラインブティック内のギフトサービスも受けられる特典を設けている。その他、「ナーズ」「イプサ」「クリニーク」「アディクション」など。10月中旬には、「クラランス」「ベアミネラル」「メイクアップフォーエバー」などを導入する予定だ。「ナチュラル&ライフ」には、「ジョンマスターオーガニック」「ジュリーク」「ニールズヤード レメディーズ」「ベキュアハニー」「メルヴィータ」などをそろえた。また、物流倉庫の移転と在庫数の拡大、15時までの注文の商品は、当日出荷を可能とした。
田島有希子コスメ・コム取締役EC事業部 部長は、「さまざまなタイプの商品を比べられて、なおかつ、早く手元に届けるといった、消費者主導の売り場を構築した。さらに今後、他ブランドにおいても、各ブランドのeコマースサイトも紹介するといった展開も行うことで、業界の活性化、プラットフォーム的な役割も担いたい」と意気込み、リニューアル後の初年度売り上げは15億円(14年度は前年比150%の約9億円)を目指す。