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ニューヨーク市で模倣品21万点を押収、米国史上最大規模

ニューヨーク市警察らはこのほど、バッグやアパレル、靴など、約21万9000点に上る模倣品を押収したと発表した。正規のメーカーが販売した場合の小売価格の合計は約10億3000万ドル(約1462億円)と推定され、今回の押収は米国史上最大の規模だという。

当局によると、マンハッタンの倉庫を流通センターとして使用していたという。米国特許商標庁によると、「模倣品は金額的に世界最大の犯罪行為であり、模倣品や海賊版の国内外での販売総額は2018年の時点で年間推定1兆7000億~4兆5000億ドル(約241兆〜639兆円)となっており、この数字は麻薬や人身売買よりも多い」という。

ファッションローに詳しい米国のメーガン・バニガン(Megan Bannigan)弁護士は、ファッション業界における模倣品の急増について、模倣品に対する需要の増加を一因として挙げる。偽物を、(商品の)入手しやすさを促進するための手段や、より広範な社会問題にコメントする手段とみなし、積極的に模倣品を探す消費者もおり、現在は非公開となっているオンライン・コミュニティの“RepLadies”では、ハイブランドのレプリカについて議論し、意図的に模倣品を取引する数十万人の会員がいるという。

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