オリジナル化粧品ブランド「マナラ(MANARA)」などを企画・販売するランクアップは12月26日、社員の子どもたちに“書き初め”を教えるイベントを開催した。これは冬休みの宿題の中で、親・子ともに悩みの1つと言われている書き初めを、会社のイベントで行うことにより、ママ社員をサポートしようという試み。毎年恒例行事となっており、今年で5年目を迎えた。
当日、ママ社員は子連れ出社をして、書道が得意な社員たちが講師となり、子どもたちの毛筆・硬筆のサポートを実施した。参加した子どもたちのママ社員からは、「私が教えようとするとケンカになるので……講師社員に丁寧に教えてもらい、それを素直に『やってみる』と言って最後まで集中して取り組んでいた姿に驚きました」(小学4年生の母)、「書き初め教室に初めて参加したのですが、素晴らしい企画だということに気づき、心から感謝です。これを家でやることを想像したら大変すぎて、誰も習字を習っていない我が家、もうパニックです」(小学3年生の母)といった声があったという。
ランクアップは社員約100人のうち約8割が女性で、そのうち約半数が母親。育児と仕事を両立させている社員が多く、ママ社員であっても他社員と全く同じ業務量をこなすなど、“ワーママ”のキャリア構築を推進している。彼女たちからは、冬休みの宿題の1つである書き初めについて、「いつまでたっても子どもが宿題にとりかからない」「自分の字には自信がなく、教えることができない」「部屋が墨だらけに……」などの声が上がっており、会社のイベントとして書き初め教室を開催することで解決を目指した。