ビューティ

「ディオール」“カプチュール トータル”からヒアルロン酸補充部分用美容液 “ヒアルショット”が登場

「ディオール(DIOR)」は1月12日、ヒアルロン酸※1配合の部分用美容液“カプチュール トータル ヒアルショット”(15mL、1万2980円)を発売した。美容医療において代表的な有用成分として使用されるヒアルロン酸に着目し、2種類のヒアルロン酸を組み合わせた複合体を配合する。その配合量は3本分のヒアルロン酸注射に匹敵(※“ヒアルショット”(15mL)、1%ヒアルロン酸で濃縮した2mLシリンジのヒアルロン酸含有量の比較)する。肌を満たしてふっくらさせる、心地よいフォーミュラや注射針を思わせるスタイリッシュなアプリケーターも特徴の一つだ。年を重ねることをポジティブに捉えつつ、豊かな内面を表現するためにエイジングケア※2を大切にするという、「ディオール」ビューティー アンバサダーの柴咲コウに、新商品“ヒアルショット”について話を聞いた。

柴咲コウ「起きて活動しているときにも
ハリのある肌に」

WWDJAPAN(以下、WWD):今回初めて“カプチュール トータル ヒアルショット”を使用してどうだったか?

柴咲コウ(以下、柴咲):“カプチュール トータル”の美容液“ル セラム”を使い続けていますが、手放せないアイテムになっています。だからこそ、今回新しく使用する“ヒアルショット”にも期待がありました。エイジングケア※2アイテムの中には寝ている間にケアをするものもありますが、起きて活動しているときにもハリのある肌でいたいですよね。今も“ヒアルショット”を付けているのですが、ピタッと肌にのってメイクしながら使える点も気に入っています。私に合っていました。

WWD:“カプチュール トータル”シリーズは「ディオール」独自技術のスキンケアラインだ。

柴咲:以前「ディオール」R&Dシニアマネージャーの小澤舞さんと対談させていただき、研究を尽くして仕上がっている商品だと知り、ブランドへの信頼感が増しました。

成熟した内面を表すような
エイジングケア※2

WWD:同商品にはヒアルロン酸※1に加え、発酵ロンゴザエキス※3が配合されている。ロンゴザはマダガスカルの“ディオール ガーデン”で栽培した生命力の高い花だ。

柴咲:同じヒアルロン酸※1でも高分子なのか中分子なのかで使用感も違いますし、成分ごとに研究されていることに驚きました。また、「ディオール」は花との結び付きが深いですよね。私の場合はベランダで夕顔を咲かせるのが精いっぱいですけど、それでも自分で育ててみると、花のエネルギーに圧倒されます。やっとのことで咲いた花にはみなぎる生命力を感じますし、ただ美しいだけでなくて次世代の種につなげるためのパワーを持っていますよね。いつか“ディオール ガーデン”に行ってみたいです。

WWD:エイジングケア※2はどう捉えている?

柴咲:日を追うごとにエイジングケア※2の重要性を感じています。加齢は人間の誰にでも起こる変化で、精神面では年を重ねることに対してポジティブでいます。経験値が増して豊かになった内面を表せるような外側でありたいと思います。ただ、それがすごく無理をして作り込むのではなくて、成熟した豊かさは保持しつつ、若々しいフレッシュさは保ちたいです。それも相互作用だと思うんですけどね。

額や目元にも狙って塗布

「ディオール」は、1986年に発売した美容液“カプチュール”で当時主に医療の分野で用いられていたリポソーム(カプセル化)技術を初めて(※ディオール調べ)化粧品に用いた。2008年には“カプチュール トータル”シリーズを発売した。“カプチュール トータル”シリーズの最新作である“ヒアルショット”は持ち運びやすいパッケージで、日中のメイクの上からも使用可能な美容液だ。チューブの先には極細の先端が伸び、額や目元、口元などさまざまな部位にも塗布することができる。シリーズの美容液“ル セラム”(30mL、1万5950円/50mL、2万2550円)と併用することで滑らかな肌へ導く。

今年もスキンケア カンファレンスを開催

「ディオール」の研究開発施設であるLVMHリサーチは、20年以上にわたり肌の若々しさに関わる表皮幹細胞の研究事業を続けてきた。毎年開催している「スキンケア サイエンティフィック カンファレンス」を、23年11月に開催した。皮膚科医のパトリシア・オギルヴィー、ディオール アジア イノベージョン センター東京の小澤舞R&Dシニアマネージャーらが登壇。会場には多数の業界関係者が来場した。ディオール サイエンスは肌老化のプロセスにおける幹細胞の役割に関する20年以上の研究を通じた成果を発表した。年齢を重ねるにつれて、幹細胞の基底膜に密着する力が低下する(基底膜と幹細胞を接着させるアンカーの働きをするタンパク質=インテグリンが減少)ことで、基底膜に多くの穴が生じ、健やかな肌を保つために必要な保湿成分が流出する。肌機能の乱れが加速してしまうことを発見した。

※1ヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマーNa(保湿成分)
※2年齢に応じたお手入れ
※3アフラモムムアングスチホリウム種子エキス、乳酸桿菌培養溶解質、酵母発酵エキス(整肌成分)
問い合わせ先
パルファン・クリスチャン・ディオール
03-3239-0618