自然エネルギー大国アイスランドで2010年に誕生したスキンケアブランド「バイオエフェクト(BIOEFFECT)」が、12月から日本での販売を開始した。現在では、アイスランドを中心に世界27カ国、約1000店舗で発売していて、日本では「コスメクリニック 京王百貨店新宿店」や「アインズ&トルペ 新宿東口店」、公式ホームページでも販売する。
「バイオエフェクト」の創始者であるビョルン・オルバル副社長兼最高科学責任者は、ブランドの特徴について、「一般向けの化粧品としては初めて植物(オオムギ)由来のヒト成長因子(以下EGF)を配合し、しかも7種類の配合物だけという純度が高く、EGFの効果を実感できる製品」だと語る。また、自然豊かなアイスランドにおいてEGFを生成するオオムギを、地熱エネルギーを活用した温室で、氷河水を使って育てているのも特徴の一つだ。
EGFの効果については、「EGFはエイジングによって衰えてきた肌の細胞を活性化させ、コラーゲンやエラスティンの生成を促すことで、肌密度を高め、シワなどを目立たなくさせるとともに、弾力を与える。また、皮膚科学研究者による臨床実験によっても、EGFを配合した製品を肌に塗ると、厚みや弾力が増すなどの効果が証明されている」と語る。
日本でもよく目にするようになったEGF配合の化粧品だがその多くが大腸菌や動物細胞由来のEGFを配合している中、「バイオエフェクト」は植物由来のEGFにこだわっている。「アイスランドで育った植物から抽出することで純度の高いEGFが生成できるのに加え、大腸菌由来と比べて、内毒素などのリスクも少ない。また、唯一の植物由来EGFを使用することで、他の製品との差別化もできると確信した。技術的にも植物由来EGFの方が、製品に配合した時の安定性が高いのも利点だ」。
日本ではブランドを代表する製品、夜用美容液「バイオエフェクト セラム」をはじめ、日中用美容液「同 デイセラム」、日中用クリーム「同 デイタイム・クリーム」、目元用美容液「同 アイセラム」の4 品を展開する。「売り上げに関しては、アイスランド以外ではドイツでの売り上げが一番高かったが、16年には中国が一番になる見込みだ。日本は化粧品への基準が厳しいが、『バイオエフェクト』はそうした市場でも受け入れてもらえる品質だと自負している。17年は日本が最大のマーケットになるように期待している」。
■「バイオエフェクト セラム」
価格:(15mL)1万3333円
■「同 デイセラム」
価格:(30mL)1万2407円
■「同 デイタイム・クリーム」
価格:(50mL)9444円
■「同 アイセラム」
価格:(6mL)8519円