「雨が止まない」「空中で暮らす」「月を行き来する」
「菌類に覆われた」「仮想空間で生きる」世界の暮らしとスタイル
1月8日発売の「WWDJAPAN」は、未来のファッション、「もしかしたら起こるかもしれない世界」の暮らしと装いについて、異業種と語り合っています。(この特集は「WWDJAPAN」2024年1月8日号からの抜粋です)
三越伊勢丹は現在、リアルとメタ空間が交錯する138日にも及ぶビッグプロジェクト「フューチャー ファッション エキスポ(以下、FFE)」を主催しています。FFEでは、「雨の止まない世界」「空中で暮らす世界」「月を行き来する世界」「菌類に覆われた世界」「仮想空間で生きる世界」の5つを「もしかしたら起こるかもしれない世界」として、こんな世界で暮らす人々のファッションを一般公募。同社のメタバース空間「レヴ ワールズ(REV WORLDS)」で、アイデアを再現します。ちなみ5つの世界は、未来予報という会社が策定した「今日の社会課題や技術革新に基づく根拠から、2050年や60年代以降の未来に起こる可能性がある世界」です。
そこで今回の「WWDJAPAN」は、この「雨の止まない世界」「空中で暮らす世界」「月を行き来する世界」「菌類に覆われた世界」「仮想空間で生きる世界」を業界人と異業種でディスカッション。ファッション業界人はこれまでの経験と、長い時間をかけて培ってきた個々人に寄り添ってライフスタイルや気持ちにまで思いを馳せる想像力を駆使して、5つの世界のファッションを予想・想像・妄想しています。座談会に参加してくださったのは、「雨の止まない世界」は防水やはっ水などの機能とファッションを融合する「アンドワンダー(AND WANDER)」、「空中で暮らす世界」は人類の活躍が空へと広がったことで起こった時計の革新に詳しい時計の専門メディア「クロノス ジャパン(CHRONOS JAPAN)」、「月を行き来する世界」は野口聡一宇宙飛行士のために宇宙服を作った「ビームス(BEAMS)」、「菌類に覆われた世界」はキノコ類の菌糸体を培養して作る“マイロ”を生み出したボルトスレッズ(BOLT THREADS)、そして「仮想空間で生きる世界」はワールド傘下のオープン ファッション。それぞれアーティストやJAXA、清水建設などが対談相手を務めています。