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連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY 第85回

初めてのゴールデングローブ賞取材記

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2024年最初の出張は、ロサンゼルス。公式シャンパーニュを務めた「モエ・エ・シャンドン(MOET & CHANDON)」にご招待いただき、なんと第81回ゴールデングローブ賞の取材です。

ご存知の通り、そうそうたる俳優、監督、脚本家、音楽家、それにセレブリティーが集う映画の祭典です。なにぶん初めてで現場の雰囲気や事情がわかっていませんが、授賞式の生放送が始まるまでの数時間で、「まぁ誰かはSNS用に撮影できるかな?目標は、ティモシー・シャラメ!」くらいのテンションで現着(現場に到着)しました。

ところが、「目標は、ティモシー・シャラメ!」なんて甘い甘い(笑)。ゴールデングローブ賞クラスの映画祭における突撃パパラッチは、ゲストの私でさえ、かなり厳しい。「世界の果てまでイッテQ!」で、レッドカーペットの外側から来場セレブへのインタビューに成功していた出川哲郎さんの人間力を実感しました(笑)。会場に入って知りましたが、米「WWD」含め、そうそうたるエンタメ系メディアはレッドカーペットの脇にブースを構えており、来場セレブを捕まえてはインタビューを繰り返しています。レッドカーペットの反対側は、ブースを持たない世界中のメディアが1m感覚で並び、同じように来場セレブを虎視眈々と狙っています。つまり、私のようなスマホ片手の突撃パパラッチが入り込む余地は、ほとんどなし(苦笑)。セレブを取り巻こうとするだけで、特に1m感覚で並んでいるメディアから怒られる始末でした。あぁ、久々にいろんな人に嫌がられた気がします(苦笑)。ミラノやパリコレの、各ブランドのセレブ担当の存在は改めてありがたいですね。

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