あぶらとり紙で知られる京都発の「よーじや」は創業120周年を記念し、“120年目のイメチェン”をテーマにさまざまな取り組みを行う。その第1弾として大正時代に誕生した、現在の4倍となるビッグサイズのあぶらとり紙を限定復刻販売するほか、文字通りブランドの“顔”としてパッケージを彩ってきたロゴの女性に「よじこ」と命名。誕生から59年目にして、あのロゴの女性に初めて名前が付けられた。
1904年に創業した「よーじや」が現在のロゴマークになったのは1965年のこと。以来、女性の身だしなみアイテムを象徴する手鏡に美しい京女性が映り込んだデザインは国内外に広がり「よーじや」を象徴する女性として広く親しまれてきた。今回正式に命名された「よじこ」という名前は、長年「よーじや」社内で呼ばれ続けていた愛称でもあるという。「よじこ」は今後季節に合わせたオシャレをするなどし、ブランドの顔としての活動を広げていく。
そんな「よじこ」をパッケージにあしらった、同社を代表する商品“あぶらとり紙”も時代に合わせて進化を続けている。同社が初めてあぶらとり紙を販売したのは大正10年(1918年)頃で、当時は舞台役者が幕間にあぶら浮きを押さえるために作られた商品だったため、顔が隠れる大きさだったという。
そんな商品の歴史に思いを馳せるアイテムとして、1月19日に大正時代に作られていた19.5cmの正方形サイズの“お顔サイズのあぶらとり紙”(1200円)を限定復刻販売。また、大正生まれの顔サイズ、昭和生まれの現在のサイズ、平成の頃に生まれ、ノベルティーやセット商品のみで取り扱っていた鼻だけのミニサイズをセットにした“よじこ3世代セット”(1600円)も用意した。これらは祇園本店、嵯峨野嵐山店、清水店、清水産寧坂店、金閣寺店、大丸京都店、ジェイアール京都伊勢丹店、札幌ステラプレイス店、ルクアイーレサテライトショップ、羽田空港第1ターミナル店、羽田空港第2ターミナル店、オンラインショップで数量限定で取り扱う。