「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、TikTok、そしてThreadsをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。70回目は、またも「意味がわからない」という投稿に見舞われた「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のスニーカーの話でスタート。
ソーシャルエディター津田:年明け早々「X」のトレンドに、“「バレンシアガ」“の文字が!SNSのトレンドにファッションブランドの名前が入ることはあまり多くないのでワクワクしながら調べてみると、「バレンシアガ」のスニーカー“3XL”を購入したという投稿に対して、別のユーザーが「小学生の運動靴?」と揶揄したのがトレンド入りのきっかけのようでした。投稿から数日で約5500万回表示、約6万いいねが付くなど、とんでもないインプレッションです。
“3XL”といえば超ワイドなソールに、新品には見えないユーズド加工、シューズにぐるりと不自然に巻かれたシューレースなどが特徴の代表的スニーカーの1つですが、引用リポストやリプライの多くは「こんなボロい靴を大金出して買う意味がわからない」や「この靴に合う服装が想像できない」など否定的。「他人の装いに文句を言う人がまだこんなにいるのか」と思う気持ちと、「まあそうだよね、今までもシャツ付きTシャツやゴミ袋風のバッグなどの奇抜なアイテムを見てきた私たちは“免疫”があるけど、ほとんどの人からすればそう見えるよね」という納得の気持ち半々。
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