凝縮スパ成分を配合したスキン& ボディケアブランドのビオテルムは、ブランドのイメージ強化のため、パッケージやウェブサイト、広告ヴィジュアルを刷新した。スキンケアブランドとして60年以上の歴史を持ち、11年には売り上げ規模世界第6位となった。現在はロレアルが有し、主要市場は北欧、スペイン、韓国、中国。年間売上高は公表されていないが、業界関係者は4億5000万ユーロ(約499 億5000万円)とみている。EC サイトによる売上高は、既存店の2 倍以上の伸びをみせ、メンズスキンケアの売上高は高級スキンケアカテゴリーで第1位を誇る。パトリック・カレンバーグ=ビオテルム インターナショナル ゼネラル マネジャーは「ウェブサイトやパッケージの刷新は、リニューアルではなく原点回帰。ブランドの好調を受け、さらに海洋成分由来のブランドとしてのイメージを強化するため、これらの施策を行なった」とコメントした。
このほかビオテルムは、製品のバージョンアップも進めている。エイジングケアラインの「ブルー セラピー」には、新たに藻の一種であるブルーグリーンアルジー(AFA)から抽出したエキスや、ラミナリア オオクロイカという海藻から抽出したエキスなど、エイジングケア成分を配合。今年は既存のラインアップに、アイクリームが追加される予定だ。