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良品計画23年9〜11月期、値上げ効いて収益性改善 営業利益2.7倍

「無印良品」を手掛ける良品計画の2023年9〜11月期は、新店出店による増収効果と国内の値上げによって、大幅な増収増益となった。売上高に相当する営業収益は前年同期比19.0%増の1629億円、営業利益は前年同期の2.7倍の138億円(営業利益率8.5%)。

国内事業の既存店売上高は、3カ月累計で前年同期比12.7%増。「無印良品週間」が寄与したといい、衣服・雑貨カテゴリーに限れば同8.6%増だった。刷新したスキンケア商品も好調だったという。また、郊外の生活圏中心に28店を新規出店(純増数25)したことが増収につながった。ロックダウンからの反動により、国内に次ぐ重要市場である中国も好調。

国内既存店の3カ月間の客数は同3.7%減。減った客数を客単価(同17.0%増)で取り返している。「半年間でどれだけ客の戻りがあるかというデータで見ると、実際の客数はそこまで減っていない。各地に出店していることで、客が分散しているということもある」と堂前宣夫 社長。

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