ユーグレナはこのほど、ODMメーカーのサティス製薬と日本ビューテック、ナユタを買収すると発表した。サティス製薬の発行済全株式227万5000株、日本ビューテックの発行済全株式1万株を簡易株式交換で取得。ナユタは現金を対価として発行済全株式300株を300円で取得し、完全子会社化する。3社が有する化粧品に特化した研究・製品開発力と、ユーグレナが得意とするバイオテック企業としての基礎研究力と営業・マーケティング力を生かし、ヘルスケア事業に関連する取り組みを推進しグループ全体の成長を目指す。
3社は化粧品D2Cの新興企業から高い評価を受けており、800以上のブランドの立ち上げに携わり多数のヒット商品を生み出してきた。ユーグレナは、化粧品市場の中でも高い成長性が見込まれる「D2C×スタートアップ・小規模企業」のセグメントに特化した独自のポジションを形成する狙いから買収に至った。今後は化粧品ODM事業を同社のヘルスケア事業における中核として位置づけ、営業組織と連携した新規顧客探索や、R&D・ODM関連機能との連携を通じた製品開発機能の強化、ビジネスサービス機能・組織の効率化などを図り売り上げ拡大を図る。