ファッション

第81回「ゴールデン・グローブ賞」メンズのドレスアップは“クリエイティブ・ブラックタイ”が定番に


1月7日に開催された「ゴールデン・グローブ賞」受賞式のベストドレッサーの多くは、常識にとらわれず、ランウエイから拝借したカジュアルなエッセンス、ユニークなテクスチャー、色や柄、そして個性的なスタイルを融合させた。中でもメンズセレブリティーらの間で目立ったのは、ブラックタイの着こなしに変化球を加えた“クリエイティブ・ブラックタイ”という新たなドレススタイルだ。

ジェレミー・アレン・ホワイト(Jeremy Allen White)


今月「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」のセクシーな広告を披露したジェレミーは、同ブランドのダブルブレストのウールジャケット、ハイウエストのパンツにシアーなシルクシャツを合わせ、センシュアルなタキシードコーディネートをまとった。

ジャレッド・レト(Jared Leto)


昨年のメットガラでは故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)氏の愛猫・シュペットに扮したジャレッドだが、「ゴールデン・グローブ賞」ではクールなブラックタイスタイルで登場。「ジバンシィ(GIVENCHY)」のダブルブレストタキシードジャケットに、白のパンツとブラックのグローブでコーディネート。ノーインナーで胸元のアクセサリーの印象を強め、ワイルドな印象に。

シリアン・マーフィー(Cillian Murphy)


映画「オッペンハイマー(Oppenheimer)」の主役シリアンは、クラシックな「サンローラン(SAINT LAURENT)」のブラックスーツとタキシードシャツをノーネクタイで着こなす。

タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ(Tyler James Williams)


イリア・ウルビナーティ(Ilaria Urbinati)がスタイリングを担当したタイラーは、オーガンジーのフラワーブローチをあしらった「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」の特注ブロードショルダースーツを着用。白シャツ、サテンネクタイ、パテントレザーのダービーシューズで、ブラウンのルックをセンシュアルな印象に仕上げた。フレアパンツを華麗に着こなし「私はフレアが大好きで、レッドカーペットで流れるようなファッションをするのは女性だけではいけないと思う」と米「WWD」に語った。

レニー・クラヴィッツ(Lenny Kravitz)


アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」2023年秋コレクションから、ウエストがカットアウトされたタキシードジャンプスーツを選び、「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」のシューズ、「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」のダイヤモンドとゴールドのリング、70年代のビンテージイヤリングでドレスアップ。個性が際立つエフォートレスなコーディネートだ。

ペドロ・パスカル(Pedro Pascal)


ドラマシリーズ「ラストオブアス(THE LAST OF US)」主演のペドロは、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」から、白い結び目のモチーフが施された黒のセーター、ウールパンツ、アンクルブーツという、よりカジュアルで冒険的なルックをセレクトした。スタイリングを手掛けたのはジュリー・ラゴリア(Julie Ragolia)。

ジョナサン・ベイリー(Jonathan Bailey)


ジョナサンはサテンのショールラペルが付いた「ジバンシィ」のダブルブレストジャケットにワイドパンツ、シルクシャツでホワイトコーデを披露。エフォートレスでありながら上品さが漂う。

“クリエイティブ・ブラックタイ”の着こなしをするなら、セレブリティー達のアクセサリー術も参考にしたい。コルマン・ドミンゴ(Colman Domingo)が着用したファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)デザインのブローチ、バリー・キーガン(Barry Keoghan)の「ティファニー(TIFFANY & CO.)」のイヤリング、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のパールネックレスとウォレットチェーン、ティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)の「カルティエ(CARTIER)」の“クラッシュ”ウオッチなど、レッドカーペッドのメンズセレブリティーは型破りなジュエリー使いで彼らのパーソナリティーを表現している。

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