ファッション

メード・イン・ジャパンのカット技術が世界に進出

 ヘアサロン「チックタック(TICKTOCK)」の代表であり、特許技術「ステップボーンカット」の考案創始者でもあるSAYURIヘア&メイクアップアーティスト。「ステップボーンカット」は「小顔補正立体カット」とも訳される、平面的な東洋人の骨格を立体的な西洋人の8等身バランスに整えるカット技術だ。本来は東洋人のために開発した技術なのだが、NYでもそのニーズが増し、特許申請に踏み切ったという。

 「ステップボーンカット」は、2013年に日本の特許を取得。全国でSBC(ステップボーンカット)アカデミーが開講され、数多くの美容師が受講している。その技術が、今、NYでも注目を集めている。現在、SAYURI代表はNYで基礎テクニックのセミナーを行っている。マスターするまでに平均で1年くらいはかかる技術なのだが、ようやく初の認定取得者が生まれそうだという。「今後、ステップボーンカット認定講師セミナーを段階的に増やしていって、3年以内に認定サロン100店舗を目指したい。また、NYサイドの広報担当から、代表である私のアーティスト活動が、『ステップボーンカット』のイメージアップに強くつながる、とのアドバイスがあった。今後は、私自身のアーティスト活動も強化し、『ステップボーンカット』とファッションデザイナーやミュージシャンとのコラボレートも計画している」。

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