ファッション

高級ブランドからファスト・ファッションまで キャサリン妃の2023年ワードローブをひとまとめ


キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)ことケイト・ミドルトン(Kate Middleton)はワードローブの達人で、価格帯やスタイルをミックスした彼女のコーディネートには常に脱帽だ。キャサリン妃のスタイリングは、英国王室内での彼女の役割と同じように、少しずつ再構築されてきた。2022年昨年9月にエリザベス2世が逝去して以来、彼女の任務と責任は一層増大している。23年以降、キャサリン妃のスカート丈は短くなり、英国人デザイナーへの支持はさらに強まっているようだ。

「The Queen: 70 Years of Majestic Style」と「The Duchess of Cambridge: The Duchess of Cambridge: A Decade of Modern Royal Style」の著者であるベサン・ホルト(Bethan Holt)は「(チャールズ皇太子と)夫婦としての軌跡を振り返ると、ふたりはとても親しみやすく、地に足がついていて、とてもカジュアルな方々だと長い間感じていた。しかしここ数カ月で少しずつ見られるようになったのは、よりフォーマルな姿だと思う」と、チャールズ3世の戴冠式を前に米「WWD」に語った。

世界の舞台では、「ステラ・マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」「エミリア ウィックステッド(EMILIA WICKSTEAD)」「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」など、イギリスから発信されるデザイナーらには常に注目が集まっている。そして分析会社ウィアリスマ(WEARISMA)のリポートによると、ケイトの登場は歴代の戴冠式で影響力のある瞬間のひとつだった。彼女が着用した「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」のガウンは、「タイム」誌のインスタグラムに掲載された画像に基づくと、34万9700ドル(約5070万円)の婚約価値があったという。

1月

1月12日

英バーケンヘッドにあるロイヤル・リヴァプール大学病院とチャリティー団体“オープンドア”を訪問したキャサリン妃は、「ホーランド・クーパー(HOLLAND COOPER)」のコートに「セフィン・スタジオ(CEFINN STUDIO)」のネイビーのリブニットドレス、「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のパンプス、「マルベリー(MULBERRY)」のハンドバッグを合わせた。

1月30日

英国アカデミー賞のイベントで、鮮やかな赤の「アレキサンダー・マックイーン」のパワースーツ、「ジャンヴィト ロッシ」のパンプス、「ミュウミュウ(MIU MIU)」のクラッチバッグを身にまとった。

1月31日

キャサリン妃が立ち上げた啓発キャンペーン“Shaving Us”を発表するため、「ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」のドレスに「アレキサンダー・マックイーン」のコートを羽織り、「ジャンヴィト ロッシ」のブーツと「マニュ・アトリエ(MANU ATELIER)」のバッグでアクセントをつけた。

2月

2月9日

コーンウォール公爵夫人(The Duchess of Cornwall)になって初めての公の場で、ケイトは「ホッブス・ロンドン(HOBBS LONDON)」のコート、「キルタネ・スコットランド(KILTANE SCOTLAND)」のタートルネックセーター、「エデライン リー(EDELINE LEE)」のスカート、「ジャンヴィト ロッシ」のブーツを着用。

2月19日

英国アカデミー賞では、左肩をお直しした「アレキサンダー・マックイーン」の白いドレス、黒の手袋、「アクアズーラ(AQUAZZURA)」のゴールドパンプス、「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のクラッチバッグをまとい登場。

2月28日

クリーム色のコートと「ザラ(ZARA)」のスカートに「ジャンヴィト ロッシ」のブーツと「マルベリー」のハンドバッグを合わせた。

3月

3月1日

聖デイヴィッドの日には、スリムフィットの「アレキサンダー・マックイーン」のコートを着用し、「ジュリエット・ボタリル(JULIETTE BOTTERILL)」の黒い帽子、「マルベリー」のバッグ、「ジャンヴィト ロッシ」のブーツでシックなレッドコーデをお披露目。

3月16日

英連邦デーに、キャサリン妃は白い花のモチーフがついた「アーデム(ERDEM)」のスカートスーツを着用。「ジャンヴィト ロッシ」のパンプスと「エミーロンドン(EMMY LONDON)」のクラッチバッグで、レディなネイビースタイルに。

3月17日

聖パトリックの祝日に「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」のコートドレスをチョイス。

4月

4月9日

復活祭に「キャサリン・ウォーカー」のコートドレス、「ロックアンドコーハッターズ(LOCK & CO. HATTERS)」のハット、「エミーロンドン」のクラッチバッグでコーディネート。足元はお気に入りの「ジャンヴィト ロッシ」のパンプスをオン。

4月20日

英バーミンガム訪問の際には「カレンミレン(KAREN MILLEN)」のドレスに「ジャンヴィト ロッシ」のパンプスを着用。

4月27日

英ウェールズ訪問では「ホランド・クーパー(HOLLAND COOPER)」のセーター、「ジースター・ロゥ(G-STAR RAW)」のパンツ、赤のナイロンジャケットでアクティブに。

5月

5月4日

白い「スザンナ・フリッピー(SUZANNAH FLIPPY)」のドレスに「エポニーヌ・ロンドン(EPONINE LONDON)」の赤いコートを羽織り、「マルベリー」のバッグ、「ジミー チュウ」のヒールで愛国心をアピール。

5月6日

チャールズ3世とカミラ王妃の戴冠式に、「アレキサンダー・マックイーン」のドレスで登場。ティアラではなく、「ジェス・コレット」と「アレキサンダー・マックイーン」のコラボによるヘッドピースをチョイスし、ウェールズ公妃ダイアナ(Diana, Princess of Wales)が所有していた南洋パールとダイヤモンドのイヤリングを合わせた。

5月9日

シアー素材が新鮮な「エリー サーブ(ELIE SAAB)」のリボントップス&スカートのセットを着用し、バッキンガム宮殿のガーデンパーティーへ。「フィリップ・トレーシー(PHILIP TREACY)」のヘッドピース、「エリー サーブ」のクラッチバッグ、「ジャンヴィト ロッシ」のヒールを合わせたワントーンコーデだ。

6月

6月17日

国王の公式誕生日を祝す“トゥルーピング・ザ・カラー”セレモニーでは、ダイアナ妃にならい、エメラルドグリーンの「アンドリュー・ゲン(ANDREW GN)」の特注コートドレス、「フィリップ・トレーシー」のハットを。

6月19日

ガーター騎士団を称える“ガーター・デー”の式典で、「アレッサンドラ リッチ(ALESSANDRA RICH)」の特注ドレスに、同ブランドのツートンカラーパンプスを合わせた。ヘッドピースには、水玉模様のディテールが施された「フィリップ・トレーシー」の黒の帽子をセレクト。耳元に輝くのは、亡き義母ダイアナ妃の真珠のイヤリング。

6月20日

「セルフ-ポートレート」のプリーツスカートにホワイトのツイードブレザーを合わせた。「アクアズーラ」のブラックパンプス、「シャネル(CHANEL)」のキルティングクラッチバッグで締め色を投入。ナショナル・ポートレート・ギャラリーのリニューアルオープンに出席した。

7月

7月4日

23年のウィンブルドン選手権に初登場したケイトは、「バルマン(BALMAIN)」のダブルブレストブレザーに、白いプリーツスカート、「ジャンヴィト ロッシ」のパンプスでコーディネート。「マルベリー」のホワイトレザーバッグに、「シャイラロンドン(SHYLA LONDON)」と「セザンヌ(SEZANE)」のジュエリーを合わせた。

7月6日

「ビューロ・ロンドン(BEULAH LONDON)」のヤグルマギク柄のドレスと、「カミーラ エルピック(CAMILIA ELPHICK)」ヒールでロイヤル・チャリティ・ポロ・カップの試合に出席。

7月15日

ウィンブルドン2023の女子シングルス決勝戦に出席したケイトは「セルフ-ポートレート」のパステルカラーのミディドレス、「ジャンヴィト ロッシ」のスエードパンプス、「エミー ロンドン」のチェーンクラッチで登場。「ヴィクトリア ベッカム」のオーバーサイズフレームと「カサンドラ・ゴード(CASSANDRA GOAD)」のパールスタッズでコーディネートを完成。

9月

9月8日

故女王に敬意を表し、「サハール ミリナリー(SAHAR MILLINARY)」のハット、「エポニーヌ ロンドン」のコートドレス、「マルベリー」のクラッチバッグ、「ジャンヴィト ロッシ」のスエードパンプスを着用。全身ワインレッドカラーで統一した。この衣装に故陛下のダイヤモンドとパールのイヤリングを合わせた。その後、「トロイロンドン(TROY LONDON)」のパーカに着替え、海藻養殖場へ。

9月9日

ラグビー・ワールドカップで、「アレキサンダー・マックイーン」のセットアップ、「マッシモドゥッティ(MASSIMO DUTTI)」のクラッチバッグを合わせた。

9月12日

「アレキサンダー・マックイーン」のパンツスーツに「ジャンヴィト ロッシ」のパンプス。

9月14日

「マージュ(MAJE)」のブレザーと「クロエ(CHLOE)」のアンクルブーツをセレクト。

9月18日

艦隊航空軍提督として初めて英国海軍航空基地を訪れたケイト。「ホランド・クーパー」のブレザーと「ジャンヴィト ロッシ」のパンプスを着用。

9月19日

特注の「ローラン ムレ(ROLAND MOURET)」のスーツをまとい、チャリティ団体“Streets of Growth”との会合へ。

9月26日

バーバリー(BURBERRY)」のセパレートを着用した。

9月27日

「ザラ」の赤いブレザーと「ボーデン(BODEN)」のバレエシューズでケント港湾に到着。

10月

10月3日

英カーディフでの一連の公務には、ピンストライプの「ホランド・クーパー」のスーツと「ジャンヴィト ロッシ」のパンプスを着用し来訪。

10月4日

「セフィン・スタジオ(CEFFIN STUDIO)」のニットベスト、「セザンヌ」の同じ色合いのハイウエストパンツで、ウクライナ人を支援するチャリティ団体“VSI Razom”を訪れた。

10月5日

アラム・スポーツ・センターで開催された“ラグビーリーグ・インクルーシブ・デイ”に出席した際、ラグビーフットボールリーグのパンツでスポーティーに。

10月10日

“世界メンタルヘルス・デー”を記念して、妃殿下は「エルケー ベネット(LKBENETT)」のイエローのブレザーを着用しフレッシュに。

10月11日

ノッティンガム・トレント大学での婚約式に、「セザンヌ」のオーツ色のセットアップを着用。「タスティング(TUSTING)」のウォレット、「ジャンヴィト ロッシ」のパンプスも同色でまとめた。

10月12日

スポーツエイドのメンタル・フィットネス・ワークショップに出席したケイト。「ザラ」のブルーブレザー、「ローレン ラルフ ローレン(LAUREN RALPH LAUREN)」のトップス、「マザー(MOTHER)」のジーンズ、「ヴェジャ(VEJA)」のスニーカーでアクティブに。

10月15日

ラグビーワールドカップの準々決勝、イングランド対フィジー戦に出席したキャサリン妃は、「ザラ」のブレザーと「シャネル」の黒のウォレットでスタイリング。

11月

11月1日

バブアー(BARBOUR)」×「アレクサチャン(ALEXACHUNG)」のジャケット、「アーデム」のセーター、そして「マザー」のジーンズを着用し、メンタルヘルスの向上を目指す男性を支援する“Dadvengers”との会合に出席。

11月8日

大佐として初めてドラグーン衛兵隊を訪問したキャサリン妃は、迷彩服を着てフィールドへ。その後「ホランド クーパー」のブレザーと「クロエ」のブーツに着替えて兵舎内に入った。

11月12日

ロンドン中心部で行われたチャールズ国王主導の慰霊主日礼拝に、「キャサリン・ウォーカー」の特注ジャケットを着用。17年の追悼主日の礼拝、19年のリメンブランス・サンデー礼拝でも着用したミリタリースタイルのジャケットには、3本のポピーと小さなゴールドのブローチが飾られている。「フィリップ・トレーシー」のリボン付きの黒いハットで飾った。

12月

12月7日

23年のディプロマティック・レセプションでは、「ジェニー・パッカム(JENNY PACKHAM)」のローズゴールドのスパンコールガウンを。ティアラと故エリザベス女王陛下から受け継いだダイヤモンドのシャンデリアイヤリングで煌めきを添えた。

12月8日

「クリスカー(CHRIS KERR)」のブレザーコートに「ホランド クーパー」のパンツとセーターを合わせ、“Together at Christmas”キャロル・サービスに出席。「ジャンヴィト ロッシ」のスエード・パンプス、「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」のイヤリング、「ストラスベリー(STRATHBERRY)」のハンドバッグを合わせた。

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