米国版アマゾン(AMAZON)は10月10日、ラグジュアリーコスメの販売をスタートした。同社はビューティカテゴリー内にラグジュアリービューティという特設ページを開設。アマゾンは、このサイトの開設にあたり、NARS、スティラ、ロクシタン、サボン、バーバリーのフレグランスを含む24ブランドと販売契約を結んだ。
消費者は、ブランドやカテゴリー、売れ筋などから製品を検索できる。カテゴリーはスキンケア、メイク、フレグランス、ヘア、メンズグルーミング、トレンドという6つで、トレンドはアマゾンのビューティ・エディターが自主編集し製品を提案する。
ラグジュアリービューティの特設ページでは、アマゾンで人気の「おすすめ製品」などの提システムを始め、「コンプリート・ザ・ルック」など新しい機能も盛り込んでいる。同機能は、例えば、消費者がネイル・ポリッシュを購入しようとした際に、ベースコートやトップコートなどビューティ・エディターが選んだ3アイテムが画面上に出てくるようになっているものだ。
近年アマゾンは、個人や企業が出品する「マーケット・プレイス」内における化粧品販売のコントロールにも余念がない。ブランドから正規取引先のリストを受け取り、マーケット・プレイス上の販売者がそのリスト上にない場合、その販売者を引き下げることにしている。また、もし製品が廃版になった場合、「他の小売店が値下げしない限りラグジュアリービューティでも値下げはしない」とも語っている。
(WWDビューティ2013年10月17日号)