先週末にウェブアップした「ジャパン・ラグジュアリー」特集では、モノ作りのみならず、情緒的な発信にも挑んで海外を目指す、気概あるブランドをまとめました。みなさま、ぜひご覧ください。
さて、今日はそんな「ジャパン・ラグジュアリー」を目指すブランドの皆さんにとって、「え、世界のトップラグジュアリーは、そんなことまでしているの!?」と驚いていただけるかもしれない話です。
もう昨年の話ですが、英国生まれの「スマイソン(SMYTHSON)」にお招きいただき、カリグラフィーに挑戦するイベントに参加しました。「スマイソン」と言えば手帳やノートが有名ですが、万年筆なども手がけています。カリグラフィー、つまり美しきレタリングを教えてくれるのは、この道のスペシャリストの渡辺美里さん。聞けばパリコレ期間中は、徹夜で招待状に文字をしたためる機会もおありだとか!確かに招待状に盛り込むゲストのシート番号などは、本番直前に決まると聞きます。渡辺さんの仕事は、そこからの突貫工事でありながら、美しさが求められるとなると……。しかも、数百枚以上……。どの道にもプロが存在するのですね。
実際挑戦したカリグラフィーはテクニックとセンスの同居が求められ、私は年末以降も時々、ペンを握りしめて自分の名前を練習しています。趣味として定着するかもしれません。ジム、自転車、数学、そして独ソ戦研究に次ぐ、新たな趣味の誕生を予感させます(笑)。
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