資生堂は10月1日付で、会社分割により、同社の日本国内における化粧品事業の一部(プレステージブランド事業部やコスメティクスブランド事業部など)を、同社完全子会社である資生堂販売に継承する。また、同日付で販売会社の商号を「資生堂ジャパン株式会社」に変更する。
同社は、昨年12月に発表した中長期戦略「VISION 2020」の実現に向け、改革を推進。ブランド軸では、プレステージ、コスメティクス、パーソナルケア、デジタルなどに区分し、地域軸では全世界の地域・市場を日本、中国、アジア、米州、欧州、トラベルリテールに区分した上で、それぞれの掛け合わせで最適な組織体制を構築している。
一環として、最重要市場のひとつである日本においても開発から販売まで一体となった組織の中でお客や市場の動きをより迅速・的確にとらえる体制を築くべく、対象事業を販売会社に継承させ、販売会社を母体とした日本地域本社を発足させるため、商号変更を決定した。