ファッション
特集 ファッション+アート 第7回 / 全10回

渋谷パルコ アートを通して“来るたびに違う景色”を提供

有料会員限定記事

外商ビジネスを強化している百貨店が今、こぞって注力しているのがアートだ。多くの百貨店にはアートを販売してきた歴史があるが、ダウントレンドだった時期もあった。ところが、コロナ禍で家の中の豊かさを求めるようになり、アートへの関心が高まった。現代アートブームの影響もあり、特に若年富裕層の間では、現代アートを所有することがステータスになりつつある。宝飾、時計など関心のあるものは所有済み、物質的充足感以上の何かを探している富裕層に刺さるのがアートなのだ。百貨店3社および、大丸松坂屋と同じくJ.フロントリテイリングの傘下であるパルコの動向についてリポートする。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月22日号からの抜粋です)

SHIBUYA PARCO
/
渋谷パルコ

若年層がアートに興味を持つ場に

渋谷パルコは創業以来、世界の気鋭のクリエイターやアーティストと協業してきた。パルコミュージアムでは、さまざまな展覧会を開きアートの販売にも注力。100万円以上の作品も売れるようになった。アートをTシャツなどのファッションやグッズに落とし込んで、販売もしている。パルコ宣伝部の手塚千尋部長は、「アートやカルチャー全般に力を入れるのは、企業としてのパーパスの一つ」と言う。

この続きを読むには…
残り868⽂字, 画像4枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。