資生堂は6月26日、アジアにおけるプロフェッショナル事業を強化するため、インドネシアで合併会社「PT 資生堂プロフェッショナル インドネシア(PT SHISEIDO PROFESSIONAL INDONESIA)」を設立した。合併パートナーは、2013年12月からインドネシアにおける「資生堂プロフェッショナル(SHISEIDO PROFESSIONAL)」の輸入代理店を務めるオーラ ボーテ インドネシアグループ。新会社への出資比率は、資生堂が65%、オーラ ボーテ インドネシアグループが35%を占める。
インドネシアは、アセアン加盟国中1位の人口を擁し、今後も富裕層の拡大が見込まれる。その中で、「資生堂プロフェッショナル」は13年12月からインドネシアで展開をスタートし、現在サロンオーナーから絶大な支持を得ている。プロフェッショナル事業は今後も高い成長性が見込まれることから合併会社における新オペレーションに切り替えた。今後も、トップサロンとのパートナーシップの下、プレステージイメージの一層の浸透を図る。
資生堂は14年12月に策定した中長期戦略「VISION 2020」において、強いブランドを育成し、各エリアに適したマーケティングを実行するため、消費者の購買接点別にブランドポートフォリオを「プレステージ」、「コスメティックス」(マスブランド)、「パーソナルケア」(トイレタリー)、「プロフェッショナル」の4つに区分し再構築してブランドのリポジショニングを行っている。その一環として、「プロフェッショナル」では、「資生堂プロフェッショナル」「ジョイコ(JOICO)」などを中心とした複数ブランドでグローバル展開を加速していく。