この連載は週に一度、「WWDJAPAN Digital」に掲載した記事の中から、編集部の記者が独自のテーマで記事をピックアップし、コメント付きで紹介する。
今週のテーマは「企画担当に読んでほしい記事3選」。企画に携わる皆さんはもちろん、ファッション・ビューティ業界で活躍する皆さんにもぜひ読んでもらいたい。ニュースの読み方を知るとともに、ビジネス会話のヒントになれば幸いだ。
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選者:横山泰明記者
1978年生まれ。東京外国語大学ヒンディー語専攻。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。担当は合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンター。
【記事1】
「セッチュウ」桑田悟史の向かう先
栄冠をたぐり寄せた純潔な精神、創造性への野心
「セッチュウ(SETCHU)」の桑田悟史デザイナーの魅力は、二面性だろう。知的かつ控えめで職人的な一面を持ちながら経歴は野心に溢れているし、純潔な美学を感じさせる鋭いテーラリングには、人への深い愛情を注いでいる。“折衷”とは、桑田デザイナー自身を表現している言葉だ。同ブランドは2023年に「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」グランプリを獲得すると、直後に発表した24年春夏コレクションは取引先が倍増。現在は日本8、海外37アカウントに卸している。拠点のミラノから生まれ故郷へと帰国した桑田デザイナーに、ものづくりの原点や、今後向かう先について聞いた。(全文はこちら)
【記者のコメント】
新人デザイナーの登竜門「LVMHプライズ」で日本人として2人目のグランプリ獲得になった「セッチュウ」桑田悟史デザイナーのインタビュー。一人目の井野将之「ダブレット(DOUBLET)」デザイナーがキレキレのセンスの塊である天才型だとすれば、英国の名門学校を経て欧州の名門テーラーや有力ブランド・企業で経験を積んだ桑田デザイナーは、まさに王道タイプ。デザインの考え方からテキスタイル会社との関係の作り方まで、モノ作りの一端に触れるインタビューは必読。いずれにせよ、日本企業にとってこの2人の優れたデザイナーの存在はまさに宝。協働しながら産業全体の活性化につなげたいところだ。
【記事2】
マッシュルームレザーのマイコワークスが
初の大規模工場を米サウスカロライナ州にオープン
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