ファッション

「コスメデコルテ」が世界的認知拡大へ リポソーム素材の化粧水を開発

 コーセーは、今秋ブランド誕生45周年を迎える「コスメデコルテ」のさらなる進化を目指し、"45年目の到達点"としてブランドの核であるリン脂質テクノロジー「多重層リポソーム」を研究開発し、12年の期間を経て完成した化粧水「リポソーム トリートメント リキッド」を9月16日に発売する。浸透力・手応え・見た目の肌変化の3つに重点を置き、化粧水では初めてリポソーム素材を使用した。

 同社は、潤いをとどめる能力が低く、角質の質が低下した"角層衰弱"に陥っている肌に着目。これは年齢にかかわらず生活習慣や紫外線、活性酵素など外的、内的要因が関係する。同社によると、潤いを保持する能力に個人差があるのは、角層構造に違いがあると判明した。この違いは角層細胞の間の細胞間脂質が貯蔵されるスペースである「肌内キャパシター」にあり、それを大きくして理想的な角層構造に近づければ潤いをとどめる能力と細胞能力を高めることができると考えた。

 今回発売する「リポソーム トリートメント リキッド」は、「肌内キャパシター」を拡張し、「角層衰弱」を立て直す新成分として、抗炎症作用や細胞の活性を高める効果がある「ビワ葉エキス」と表皮角層の形成促進が期待できる「ブッチャーズブルーム根エキス」の複合体である「ポテンシャル マキシマイザー(PMZ)」を配合した。また、拡張した「肌内キャパシター」に美容成分を素早く届ける、2種のアクティベイティングリン脂質を採用した新型リポソームカプセルを開発した。

 さらに、同社は45周年を迎えるブランドの節目として、今秋からのプロモーションに新たなコミュニケーション ロゴを採用。「COSME DECORTE」から「DECORTE(デコルテ)」に変更し、グローバルでの認知拡大と魅力向上を図る。加えて、「デコルテ」の第一弾製品となる「リポソーム トリートメント リキッド」のキャンペーンでは、モデルのケイト・モスを起用し、" ワンワールドキャンペーン"と称して全世界共通の広告展開を行う。長谷川匠セレクティブブランド事業部事業部長は「毎日、『デコルテ』の良さを感じてほしいという思いで新次元の化粧水が誕生した。すぐに効果を感じたいという現代女性のわがままをかなえ、見た目の美しさを劇的に変える一品となった」と自信を見せた。

■コスメデコルテ「リポソーム トリートメント リキッド」
価格:(170mL)1万円
発売日:9月16日

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