マンダムと大阪大学は6月1日、大阪大学大学院薬学研究所初となる「共同研究講座」の設置に関する契約を締結した。これにより、大阪大学大学院薬学研究所に「先端化粧品科学共同研究講座」を設置。再生医療に用いられる幹細胞関連技術などを化粧品研究へ応用するための共同技術開発を行う。
同講座設置の背景として、再生医療に用いられる幹細胞培養技術や組織再構成技術が、皮膚や付属器官の再生や生体内反応などに関する化粧品研究への応用を期待できることが挙げられる。化粧品分野における技術の早期実用化により、新しい機能を有する次世代型の化粧品の創出を目指す。
研究内容は、ヒト皮膚および皮膚付属器官の幹細胞から、組織・器官を再生する技術を確立・応用・発展させ、再生された組織・器官を用いて化粧品分野における機能性評価技術の確立を目指す。今後は、これらの技術を用いて、機能性化粧品および医薬部外品などの有効成分の探索と製品開発への応用に取り組む。