資生堂傘下のボーテ・プレステージ・インターナショナル(BPI)は9月中旬までに、スイスのリシュモングループが保有する仏ファッションブランド「アズディン アライア」のメゾン初となるフレグランス「アライア パリ」をグローバル展開する。すでに6月2日にはブランドの路面店や、パリの百貨店「ギャラリー・ラファイエット」や英「ハロッズ」の旗艦店で先行販売しており、今後はグローバルで厳選された約7000の売り場に販路を広げる。日本での発売は未定。
灼熱の太陽とフレッシュな水のコントラストを表現した香りは、爽やかなピンクペッパーから、フローラルなフリージアとピオニーに続き、ラストは濃厚なムスクが香る。
フランス国内での価格は、30mLで58ユーロ(約8000 円)、50mLで88ユーロ(約1万2100円)、100mLで124ユーロ(約1万7100円)。また、ボディーローションやシャワージェルもそろえる。業界筋は初年度の小売りベースの売上高を4000万ドル(約49億6000万円)と予測する。
BPIは2013年1月、「アズディン アライア」とフレグランス&コスメの13年間のライセンス契約を締結。この他、「イッセイ ミヤケ」「ナルシソ ロドリゲス」などのファッションブランドのフレグランスを手掛けている。